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【レビュー】『クロノアーク デラックスエディション』何度も全滅した僕が掴んだ編成と戦闘のコツ【Switch】

『クロノアーク デラックスエディション』キーアート。時計塔を背景に主人公ルシーが佇むNintendo Switch版公式ビジュアル
『クロノアーク デラックスエディション』より引用
この記事の目次

どうも、なす(@nasuyowa)です。

2026年1月29日にNintendo Switch向けに発売された『クロノアーク デラックスエディション』。PC(Steam)版の全DLCを含んだ完全版がSwitchに来たということで、僕は発売直後から遊んでいました。

デッキ構築型ローグライクRPGという欲張りジャンルの本作ですが、実際に遊んでみたら正直めちゃくちゃ難しかったです。1回の操作ミスで全滅することも珍しくなく、何度も心を折られました。それでも「もう一周だけ」とつい手が伸びてしまう。僕は完全にやられました。

この記事では、実際に遊んで分かった戦闘や編成のコツ、物語の感想に加えて、購入前に知っておきたい仕様・価格・収録内容をまとめます。僕が遊んだのは発売直後のバージョンなので、その後のパッチで変わった部分は「その後の更新」として別途整理しました。

物語の導入挿絵。廃墟と化した街並みと瓦礫の間にうなだれる人影を描くモノクロ調の一枚
『クロノアーク』より引用

『クロノアーク デラックスエディション』とは

本作は、韓国のインディーチームAl Fineが開発したデッキ構築型ローグライクRPG『クロノアーク』のNintendo Switch版です。

PC版で配信された有料DLC2種をすべて収録し、文章表記も改善した完全版として、PLAYISMから2026年1月29日に発売されました。

基本情報は以下のとおりです。

  • タイトル:クロノアーク デラックスエディション(Chrono Ark Deluxe Edition)
  • 対応機種:Nintendo Switch(Nintendo Switch 2でも動作確認済み)
  • 発売日:2026年1月29日
  • 価格:ダウンロード版4,400円、パッケージ版5,500円(いずれも税込)
  • 開発元:Al Fine/発売元:PLAYISM
  • プレイ人数:1人(シングルプレイ専用)
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 対応言語:日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字・繁体字)

原作のPC版『クロノアーク』は2019年末にSteamで早期アクセスが始まり、約4年の開発期間を経て2024年5月2日に正式リリースされました。正式リリース直後には開発元から累計30万本の販売達成が告知されるなど、熱心なファンを獲得してきたタイトルです。

『Slay the Spire』以降に定番化したデッキ構築型ローグライクの流れを汲みつつ、複数人のパーティー戦闘とキャラクター性、重厚なシナリオを組み込んでいるのが本作の特徴です。

実際に遊んだ印象としても、カードゲームとしての試行錯誤と、RPGとしての物語や仲間との交流がぎっしり詰まった欲張りな作品でした。

Steam版のユーザーレビューは「非常に好評」を獲得しています。2026年9月19日時点で全言語13,761件中12,473件が肯定的評価(約90.6%)、日本語レビューに限っても647件中558件が高評価です。

物語イベントの一幕。「あれがアークだ。」の台詞とともに空に浮かぶ箱舟アークを見上げる2人
『クロノアーク』より引用

物語:目に光のない少女と500周のループ

本作の舞台は、「あらゆる物が命を持って襲いかかる」災害で滅亡寸前となった世界です。生き残った人類は、科学者たちが作った箱舟「アーク」へ避難しました。

時計塔を中心に街並みごと空へ浮かぶ箱舟ですが、安全であると同時に、決して外へ出られない牢獄でもあります。

主人公のルシーは「予言の少女」と呼ばれています。世界を元に戻すには、各地に散らばる「タイムシェイド」を集めて時計塔を起動させるしかありません。そして、その在りかが分かる唯一の存在が彼女です。

光のない目でこちらを見つめるルシーの顔アップ。モノクロの演出が重い空気を伝える会話シーン
『クロノアーク』より引用

プレイを始めてまず気になるのが、ルシーの目に光がないことです。実はこの世界はタイムループしていて、ルシーはすでに500周もの失敗を経験しています。

ゲーム開始時点のセーブデータにも、すでに「500周」の表記がありました。仲間の死を何度も目の当たりにしてきた彼女の心は、もはや「時計塔を起動させる」という使命だけに支配されています。

歪みの地で見つけた壁画。「光を照らす少女が導く時、時間の欠片はその姿を表す」という予言の言葉が刻まれている
『クロノアーク』より引用

歪みの地の各所では、上の画像のような壁画や石板が見つかります。少女に関する予言が刻まれた断片を拾い集めていくうちに、「この世界は何回目なのか」「ルシーは何を抱えているのか」と先が気になって仕方なくなりました。

歪みの地での会話イベント。「ルシーという名前以外には…何も覚えてない」という台詞が表示されている
『クロノアーク』より引用

ローグライクの「全滅したら最初からやり直し」という構造が、そのまま物語の核心になっている設計が見事です。

周回を重ねるほど世界の状況やキャラクターの背景が少しずつ見えてくるので、全滅するたびに「もう一周して真相に近づきたい」と思わせてくれます。絶望的な世界観なのに先を追いたくなるバランスは、僕が本作にハマった大きな理由のひとつです。

拠点となるアークでは仲間との会話や新しい仲間のスカウトができ、内部には時計塔周辺の街並みがそのまま残っています。ルシーの部屋にあるベッドで眠ると、各キャラクターの断片的な過去データを閲覧できる収集要素もあって、物語を深掘りする楽しみがありました。

ゲームの流れ:探索して、全滅して、知識を持って戻る

歪みの地の探索画面。ルシーが暗い森を歩き、右上にイベントアイコン付きミニマップ、下部にパーティーのレベル表示
『クロノアーク』より引用

1回の探索は、おおまかに「アークでの準備→歪みの地の探索→階層ごとのボス戦→キャンプでの休憩」というサイクルで進みます。歪みの地は挑戦するたびにマップ構成が変化し、各マスには宝箱や敵、選択式のランダムイベントが配置されています。

ミニマップには探索済みエリア周辺のイベントや戦闘、ボスの位置が記録され、特定の場所へワープすることも可能です。敵がドロップする「魂石」を使えば、パーティーメンバーのレベルアップやルシーの強化ができます。

歪みの地の一画。不気味なサーカス風の建造物の間をルシーが歩く探索シーン
『クロノアーク』より引用

気をつけたいのが道中のイベント選択です。良かれと思って選んだ選択肢が、後々の詰みにつながることがあります。

ファミ通のレビューでも同様の注意が促されていましたが、僕も実際に何度か痛い目を見ました。序盤は安全な選択を優先し、パーティーが整ってきた中盤以降にリスクを取ってリターンを狙うのが、僕の中での定石になりました。

階層の合間のキャンプ画面。焚き火を囲む4人の仲間と、休憩・中断セーブのメニュー
『クロノアーク』より引用

階層をクリアするごとにキャンプへ入り、体力の回復や倒れた仲間の補充、中断セーブができます。キャラクター同士の会話イベントが見られるのも、キャンプの楽しみでした。

ローグライクなので、パーティーが全滅すると装備やレベルはすべてリセットされます。次の周回ではスカウトできる仲間や手に入るスキルも変わるため、まったく同じ編成を再現することはできません。

ただ、4Gamerの記事でも、攻略で最も重要なのはボスのギミックを突破する方法を見出すプレイヤーの知識であり、データ上はすべて失っていてもプレイのたびに有利になっていくと評価されています。全滅を重ねるたびに、攻略の知識だけは確実に僕の中に残っていきました。

戦闘のコツ:実際に全滅を重ねて覚えた5か条

『クロノアーク』のバトルは、デッキから引いたカード(スキル)をマナを消費して使うターン制カードバトルです。正直めちゃくちゃ難しいですが、いくつかのコツを押さえると劇的に攻略しやすくなります。

フェニックスとの会話シーン。「戦闘方法を教えて」の選択肢が表示され、戦闘チュートリアルを受けられる
『クロノアーク』より引用

フェニックス教官が手取り足取り教えてくれる戦闘チュートリアルは用意されていますが、僕は正直1度ではマスターできませんでした。

ファミ通のレビューでも「1度でマスターするのは無理があります。そのくらい難しく、逆に言えば奥が深い戦闘システムです」と評されています。ここでは、僕が実際に全滅を重ねて覚えたコツを5つまとめました。

コツ1:マナとオーバーチャージを常に意識する

実際の戦闘画面。魔女帽の敵とフェニックスを含むパーティーが対峙し、スキル「迅速」「単発」の効果説明とマナ表示が見える
『クロノアーク』より引用

各ターンに使えるマナには上限があり、カードにはそれぞれコストが設定されています。ここで注意したいのが「オーバーチャージ」の仕組みです。「迅速」を持たないスキルを使うたびにそのキャラクターへオーバーチャージが溜まり、溜まった分だけその後のスキルコストが上がってしまいます。

上の画像は実際の戦闘中に撮ったものですが、「迅速」の説明に「オーバーチャージの影響を受けず、敵の行動カウントを減らさない」とあるように、迅速カードはこのペナルティを受けずに動けます。

僕は手札の平均コストを意識して低コストカードを多めに入れ、迅速スキルとそうでないスキルのバランスを見るようになりました。マナコストの管理は最優先事項です。

コツ2:回復ゲージが残っているうちに治療する

本作では仲間の体力が0になっても、即座に戦闘不能にはなりません。体力は0を下回るマイナス値まで突入し、その状態からでも回復が間に合えば戦線にとどまれます。

ただし回復が遅れればそのまま倒れてしまうので、回復ゲージが残っているうちに治療する判断が常に求められます。僕は仲間の体力が半分を切ったら、早めに回復を意識するよう心がけていました。

コツ3:敵の行動カウントを読む

敵には「行動カウント」が設定されており、こちらがカードを使うたびにカウントが減って、0になると攻撃してきます。つまりカードを切る行為自体が、敵の攻撃タイミングを早めてしまうわけです。

手札を温存して敵の動きを遅らせるか、一気に畳みかけて倒し切るか。敵の次の行動は画面で確認できるので、攻撃が来るタイミングに合わせて防御や回復を挟む先読みが勝利のカギになります。

コツ4:デッキの軸を決める

火力重視にするか、回復・耐久を厚くするか、状態異常を絡めるか。デッキの軸を決めることはとても重要です。中途半端な構成だと後半で行き詰まります。

僕は特に序盤、攻撃カードばかり入れて回復カードが引けずに崩壊するパターンを何度もやらかしました。4Gamerの記事でも、火力の高いアタッカーのカードばかり入れると回復系のカードが引けずにパーティーが崩壊する、という同じ失敗が紹介されています。

コツ5:イベント選択は慎重に

探索パートでも触れましたが、歪みの地のイベントはリスクとリターンを考えて選びましょう。パーティーの状態が悪いときに無理にリスクを取ると、そのまま全滅に直結します。僕は序盤ほど安全側に倒すようにしていました。

戦闘画面。敵2体と4人パーティーが対峙し、左にスキル一覧、下部に各キャラの体力バー。体力が0やマイナスになった仲間も表示されている
『クロノアーク』より引用

ほかにも、各キャラクターのパッシブスキルの把握や共有アイテムの使いどころなど、考える要素は尽きません。敵を倒すか、味方を回復するか、次のドローに賭けるか。一手ごとに戦況が大きく動くので、プレイ中はかなり集中力を使います。

スキル発動時のカットイン演出。大きなオレンジ色の帽子をかぶったキャラクターが魔法陣の上で技を放つ一枚
『クロノアーク』より引用

なお、一部のスキル使用時にはキャラクターが技を放つカットイン演出が入ります。シビアな戦闘の中で大技が決まったときの爽快感は、本作の楽しみのひとつでした。

編成の考え方:20人の仲間から役割を組み合わせる

パーティーに編成できる仲間は総勢20人です。ゲーム開始時に2人を選んで出発し、道中のスカウトによって中盤以降は最大4人編成になります。

メンバースカウト画面。総勢20人の仲間アイコンの一覧と、選んだキャラ(ジョイ・サポーター)のパッシブ説明
『クロノアーク』より引用

キャラクターごとにアタッカー、ディフェンダー、サポーターといった得意分野と固有のパッシブスキルがあり、同じアタッカーでも単体火力特化や範囲攻撃型といった個性差があります。仲間のスカウトには条件があるため、誰を仲間に迎えられるかも周回ごとのランダム要素です。

編成画面で確認できるプレッセルのパッシブスキル「予知」。ターン開始時のドローをデッキ内のスキル確認に置き換える効果
『クロノアーク』より引用

上の画像は実際に僕が編成を考えていた場面です。聖職者のプレッセルはパッシブ「予知」を持っていて、ターン開始時のスキルドローを、デッキの中からいくつかスキルを確認して1枚だけ手札に加える動きに置き換えられます。

レベルを上げると確認できる枚数も増えるので、手札事故を減らしたい僕にはかなり助かる存在でした。

仲間キャラクター一覧画面。ヘイン・ジョイ・シズ・トリーシャ・ミス・チェーン・アザール・リーアン・フェニックス・プレッセル・アイアンハートの立ち絵
『クロノアーク』より引用

公式が紹介している序盤の仲間には、高体力で多数の敵に強い「ヘイン」、炎のチェーンソーを操る「ミス・チェーン」、補助と回復をこなす聖職者「プレッセル」、強化とデバフを操る天才化学者「ジョイ」、幻影の刃で連携を仕掛ける「アザール」、味方全体を鉄壁で守る傭兵隊長「アイアンハート」などがいます。

戦闘を教えてくれる教官の「フェニックス」は、ファミ通のレビューで「パンで蘇る不死鳥」と紹介されている一風変わった仲間です。

僕の場合はまず、守り役・回復役・攻撃役を揃えるバランス型で安定を取るところから始めて、慣れてきたら好みのキャラで固める編成へと移っていきました。

キャラクター同士のシナジーは比較的緩やかなので、誰を入れてもある程度は機能します。攻守と回復のバランスを考えるか、脳筋ビルドでいくか、持久戦に持ち込むか、単純に好きなキャラクターで固めるか。編成の自由度がとても高いところも、本作の大きな魅力です。

仲間との好感度と収集要素

本作には仲間との好感度システムがあります。好感度を上げると習得できるスキルが増えて戦闘面でも有利になるほか、特別な会話イベントが解放されます。

会話イベントの一幕。明るい表情で微笑み「うん!だいじょうぶ!」と答えるルシー
『クロノアーク』より引用

僕が実際にやっていたのは、同じ仲間と連戦を重ねて好感度を上げることと、記憶イベントやアークでの会話を欠かさず見ることです。特別な会話はルシーの部屋からいつでも振り返ることができて、戦闘の合間の癒やしにもなりました。

拠点アーク内部の街並み。画面左上に目標テキスト「歪みの地を探検してタイムシェイドを見つけ出し、時計塔を起動しよう。」
『クロノアーク』より引用

先ほども触れたように、ルシーの部屋のベッドで眠ると各キャラクターの断片的な過去データを閲覧できます。

条件を満たすほど解放される仕組みで、重い本編の空気と対照的に、仲間たちの普段の一面が見られるのが良かったです。メインの攻略だけではもったいない要素なので、キャラクターが気に入った人はぜひ追ってみてください。

難易度とプレイ時間:全滅前提の高難度設計

薄暗い廃棄施設の中を歩くルシー。壁一面の奇妙なモニターと吊るされた影が不気味な探索シーン
『クロノアーク』より引用

本作は、何度も全滅することを前提に調整された手ごわい難易度です。ファミ通のデラックス版レビュー(PLAYISM提供記事)でも「シビアな戦闘」「難易度にもよりますが、1回の操作で取り返しのつかない状態になることも」と書かれているほどで、実際に僕も何度も全滅しました。

各階層のボスには対策必須のギミックが用意されており、階層によっては複数のボスがランダムで出現します。パーティーの編成次第では全滅を免れない場面も出てくるため、何度も挑みながらスキルの組み合わせやレベル配分といった解決策を探っていくプレイスタイルになります。

巨大な死神のようなボスと対峙する戦闘画面。左にスキル一覧、下部に4人パーティーの体力バー、右上にターン数と行動カウントが表示されている
『クロノアーク』より引用

もちろん難易度設定自体は用意されているので、まずは物語を追いたい人は難易度を下げて進めることも可能です。

一方で4Gamerの記事によると、ハードモードは単に敵のHPが増えるだけでなく、ボスの行動パターンやギミック自体が変化する仕様とのこと。歯ごたえを求める人向けのやりこみ要素もちゃんと用意されています。

プレイ時間の目安ですが、僕の体感ではメインストーリーだけで30〜40時間、やりこみ要素まで含めると80〜100時間は遊べる大ボリュームの作品です。周回ごとに仲間やスキルが変わるので飽きにくく、この価格帯としてはかなり遊び応えがあると感じました。

デラックスエディションの収録内容

DLC「Summer Twilight」の水着スキンを着たミス・チェーンの会話シーン
『クロノアーク』より引用

デラックスエディションには、Steam版で有料配信されたDLC「Summer Twilight」と「High Roller」の2種がすべて収録されています。単体価格はそれぞれ890円です。

  • Summer Twilight:ルシーの水着スキンと新基本スキル「パシャ!」、調査団員の水着スキン5種(アザール、カロン、トリーシャ、プレッセル、フーズ)、新規VFX10種、新しい装備・遺物14種、砂浜のショートストーリー
  • High Roller:ルシーのカジノスキンと新基本スキル「ショーダウン」、調査団員のカジノスキン6種(ミス・チェーン、モモリ、シルバースタイン、ナールハン、ヘリア、セレナ)、新規VFX11種、新しい装備・遺物15種、カジノのショートストーリー

衣装を着せ替えられるので、お気に入りの仲間を別テーマの姿で連れ歩けるのも楽しかったです。

さらにSwitch版の大きなポイントとして、セリフやチュートリアル、UI、オプション項目といったテキスト全般がSteam版から改善されています。PLAYISMによると、この改善された文章表記は後日Steam版にも反映される予定とのことです。

パッケージ版の初回製造特典には、約70ページの特製アートブックが付属します。PLAYISM公式ストアでは、限定特典としてフレークシールが付く特別セットも販売されています。

機種・価格とその後の更新状況

『クロノアーク デラックスエディション』Nintendo Switchパッケージ版の商品モックアップ
『クロノアーク』より引用

現在選べるプラットフォームは、Nintendo Switch版とPC(Steam)版の2系統です。

Switch版『クロノアーク デラックスエディション』はダウンロード版が4,400円、パッケージ版が5,500円(いずれも税込)。

Steam版は本体が2,800円で、DLC2種(各890円)を足すと合計4,580円となり、収録コンテンツとしてはSwitchのデラックス版と同等になります。

両者の主な違いとして、Steam版はSteamワークショップによるMOD導入に対応しているものの、コントローラー操作は一部対応にとどまります。

一方のSwitch版はコントローラー操作に最適化されており、携帯モードで持ち歩いて遊べるのが強みです。Nintendo Switch Onlineのセーブデータお預かりにも対応しています。

僕自身はSwitch版で遊びましたが、繰り返しじっくり遊ぶゲームだけに、携帯モードで寝転がりながら周回を重ねられるのは実際かなり快適でした。

4Gamerの試遊記事でも、操作はコントローラー向けに最適化されているものの、PC版に慣れているとボタン操作がやや多く感じると指摘されています。それでもSwitch版なら持ち運んで遊べることが利点だと評されていました。

Al Fine開発・PLAYISM発売(Nintendo Switch・2026年1月29日発売・全DLC収録・日本語対応)
¥4,400 (2026/09/19 15:49時点)

続いて、僕が遊んだ後に配信された更新です。Switch版には継続してパッチが配信されていて、PLAYISMの公式パッチノートでは次の履歴が確認できます。

バージョン配信日主な内容
1.0.12026年1月29日発売日パッチ。記録閲覧時やセリフ吹き出しの不具合修正、読み込み最適化
1.0.22026年2月12日キャンプ・遺物合成の不具合修正。ルシーの常時ダッシュ化、図鑑・記録のパフォーマンス改善
1.0.32026年2月25日戦闘マップの中断ロードや遺物選択UIの不具合修正
1.0.42026年4月7日ストーリーイベント「悪夢」の解放不具合や難易度「ハード」クリア表示の修正
1.0.52026年5月11日キャラクターのランダム選択、アーク内自動販売機の「全て購入」、血霧の自動トリガー、フリーモードのボス戦カットシーンスキップを追加
1.0.62026年5月29日聖域のBGM・壁すり抜けなどの不具合修正
1.0.72026年7月10日黄金の冠とレプリカ装備時のフリーズ等を修正(確認時点の最新)

新キャラクターや新ストーリーの追加予定は、2026年9月時点では発表されていません。なおSteam版は1.2系統まで更新が進んでおり、過去には「High Roller」の大型更新やファナティックボスの追加などが実施されています。

こんな人におすすめ/向かない人

夜の星空の下、巨大な時計塔を見上げるルシーの公式アートワーク
『クロノアーク』より引用

本作が向いているのは、カードバトルやデッキ構築で試行錯誤するのが好きな人や、何度も全滅しながらボスのギミックを攻略していく歯ごたえあるゲームを求めている人です。また、20人いる仲間たちの掛け合いや好感度イベントを楽しみたい人にも刺さるはずです。

周回ごとに仲間の組み合わせや手に入るカードが変わるため、1つのゲームを深くじっくり遊びたい人にもぴったり合います。Switch版なら携帯モードでコツコツ周回を重ねられるのも、ローグライクと相性が良いところです。

逆に、カードゲーム特有のリソース管理が苦手な人や、1回のミスで詰むような緊張感を避けたい人にはおすすめできません。完全なシングルプレイ専用なので、オンラインでの協力や対戦要素を求めている人にも向きません。

また、サクサク進む物語ゲームを求めている場合も注意が必要です。難易度を下げる設定があるとはいえ、根本的には骨太なRPGなので、「手軽に遊べる作品」ではない点はあらかじめ踏まえて検討してみてください。

まとめ

『クロノアーク デラックスエディション』は、全DLCと改善されたテキストを収録した『クロノアーク』のSwitch完全版です。

正直めちゃくちゃ難しいゲームですが、全滅を繰り返すこと自体が攻略の糧になっていく設計で、500周のループを生きるルシーの物語も引き込まれるものがありました。

実際に遊んでみて、シビアな戦闘と重厚なストーリー、20人の魅力的な仲間が絶妙に組み合わさった傑作だと感じています。

Switch版はダウンロード版が4,400円(税込)。PC版をすでに持っている人は内容の重複に注意しつつ、持ち運んで手軽に遊びたいかどうかで購入を判断するのが良さそうです。手ごわいカードバトルをじっくり味わいたい人は、ぜひチェックしてみてください。

おわり!

どうも、なす(@nasuyowa)です。

映画と漫画、アニメ、ゲームが好きです。面白かった作品や、買ってよかったものを紹介してます。

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