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AirPodsとBeatsのイヤホン、どっちが買い?現行7機種とBeatsXの今を価格・機能・装着感で徹底比較

白い開放型イヤホンと黒いイヤーチップ型イヤホンが向かい合うイメージ
『白い開放型イヤホンと黒いイヤーチップ型イヤホンが向かい合うイメージ』より引用
この記事の目次

どうも、なす(@nasuyowa)です。

「AirPodsとBeats、結局どっちを買えばいいの?」という疑問は、ワイヤレスイヤホンを探す人なら一度は通る道です。僕も初代AirPodsとBeatsXを両方買って使っていたので、この二択で迷う気持ちはよく分かります。

ただ、いま手に入るのはどちらのブランドも現行モデルです。BeatsX自体はすでに生産終了していますし、AirPodsも第5世代まで進化しました。両ブランドを手がけるのが同じAppleという点は変わりませんが、製品ごとのキャラクターの違いは昔よりもずっとハッキリしています。

今回はAppleとBeatsの公式仕様に加えて、複数メディアの実機レビューやAmazonの購入者レビューをもとに、現行7機種の違いを分かりやすく比較していきます。

結論:どっちが買いかは「開放型か密閉型か」で決まる

まずは結論から。

  • 周囲の音を聞きながら使いたいなら「AirPods 5」。開放型で唯一ノイズキャンセリングを搭載
  • 最強のノイズキャンセリングと心拍数センサーが欲しいなら「AirPods Pro 3」
  • 首にかけて絶対に落としたくないなら「Beats Flex」。現行モデルで唯一のネックバンド型
  • とにかく安い完全ワイヤレスがいいなら「Beats Solo Buds」
  • Androidでも使いやすい、手頃なANCモデルなら「Beats Studio Buds +」
  • 運動しても絶対に外れないANCモデルなら「Powerbeats Fit」
  • スポーツ特化の最上位で、心拍数まで測りたいなら「Powerbeats Pro 2」

一番大きな分岐点は、ブランドではなく「イヤホンの形状」です。

AirPods 5だけが開放型(耳を塞がないタイプ)で、Beats Flexだけがネックバンド型。それ以外はすべて密閉型(カナル型)の完全ワイヤレスです。自分がどの形状を求めているかが決まれば、選ぶべきモデルはほぼ自然と決まります。

AirPodsとBeatsの現行イヤホンを形状と用途で分けた対応図

現在買えるラインナップと価格

2026年9月時点で公式に販売されている両ブランドのイヤホンは、次の7機種です。

製品公式価格(税込)形状ANC耐汗・防水
AirPods 523,800円開放型○IP57
ワイヤレス充電ケース付きAirPods 527,800円開放型○IP57
AirPods Pro 342,800円密閉型○(最上位)IP57
Beats Flex10,800円ネックバンド型なしなし
Beats Solo Buds13,800円密閉型なしなし
Beats Studio Buds +26,800円密閉型○IPX4(ケース除く)
Powerbeats Fit35,800円密閉型(ウィングチップ)○IPX4(ケースも)
Powerbeats Pro 243,800円密閉型(耳かけ)○IPX4

なお、AirPods 4やAirPods Max、Beatsのヘッドホン(Solo 4やStudio Pro)は、形状や製品の位置づけが大きく異なるため今回の比較からは外しています。

また、Amazonでは公式価格より安く買えるモデルもあります。たとえばBeats Flexは9,800円前後、Powerbeats Pro 2は39,300円前後で販売されています(2026年9月時点の実勢価格)。

現行7機種の価格と形状を並べた比較図

AirPods 5:開放型で唯一のノイズキャンセリング搭載

AirPods 5はAppleのスタンダードな最新モデルで、通常ケースの標準モデルが23,800円、ワイヤレス充電ケース付きが27,800円(いずれも税込)です。

一番のトピックは、耳を塞がない開放型でありながら、両モデルともにアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載したことです。公式発表では、AirPods 4のANC搭載モデルと比べて最大1.5倍のノイズ低減性能をうたっています。

GIGAZINEやギズモードの実機レビューでも「開放型なのにしっかり効く」と高く評価されています。その一方で、カナル型のように耳を密閉するPro 3ほど完全に周囲の音を消し去ってくれるわけではない、という点も共通して指摘されていました。

チップには最新のH2チップを搭載しています。iPhoneとのスムーズなペアリングやデバイス間の自動切り替えはもちろん、iOS 26以降のApple Intelligenceと連携したライブ翻訳にも対応。防塵・耐汗耐水性能もIP57へとしっかり強化されました。

2モデルの違いは、付属するケースの仕様です。

ワイヤレス充電ケース付きを選ぶと、Qi充電器やApple Watch充電器での置くだけ充電ができるようになります。さらに「探す」アプリでケースから音を鳴らせるスピーカーや、イヤホンの軸をスワイプして音量を微調整できる感圧センサー、より長持ちするバッテリーが備わります。

価格差は4,000円ありますが、使い勝手の差を考えると上位モデルを選ぶメリットはかなり大きいです。各メディアの実機レビューでも揃ってワイヤレス充電ケース付きを推しています。

AirPods 5のイヤーバッド
Amazon.co.jp商品ページより
2026年9月発売の現行エントリーモデル。オープンイヤー型でアクティブノイズキャンセリング搭載。USB-Cケース
¥23,800 (2026/10/27 04:48時点 | Amazon調べ)

AirPods 5の上位モデル。音量スワイプ・『探す』スピーカー付きワイヤレス充電ケースでバッテリーも強化
¥27,800 (2026/10/27 04:48時点 | Amazon調べ)

Amazonでの評価は星4.6と高評価ですが、2026年9月18日の発売から日が浅いこともあって、レビュー件数はまだ10件前後(6〜14件程度)と母数が非常に少ない点には注意が必要です。

現時点では「音質に不満なし」「耳を塞がないのにノイキャンが実用的」といった初期レビューが中心で、長期使用における耐久性や装着感の評価はこれから集まってくる段階と言えます。

AirPods Pro 3:最高のノイキャンと心拍数センサー

Appleの完全ワイヤレスイヤホンでフラッグシップとなるのが、42,800円(税込)のAirPods Pro 3です。

公式に「世界最高のインイヤーアクティブノイズキャンセリング」を掲げており、前世代のAirPods Pro 2比で最大2倍、AirPods 5比では最大3倍のノイズキャンセリング性能を誇ります。イヤーチップにも新しくフォーム材が組み込まれ、耳の密閉性も一段と引き上げられました。

CNET JapanやBusiness Insider Japanの実機レビューでも、その圧倒的なANC性能と装着感のさらなる改善が高く評価されています。

機能面での大きな進化が、新しく搭載された心拍数センサーです。

装着したまま運動すれば、iPhoneのフィットネスアプリでワークアウト中の心拍データをそのまま記録できます。この心拍数モニタリングに対応しているのは、全ラインナップの中でもこのAirPods Pro 3と、後述するBeatsのPowerbeats Pro 2の2機種だけです。

バッテリー持ちはANCオンの状態で単体最大8時間を確保。本体はIP57の防塵・耐汗耐水仕様で、充電ケースはMagSafe・Qi・Apple Watch充電器・USB-Cのすべてに対応しています。

はっきりした弱点は、やはり42,800円という価格の高さです。実勢価格で約39,300円まで下がっているBeats最上位のPowerbeats Pro 2(定価43,800円)と比べても、値引きの少ないApple直系モデルだけに、かなり思い切った買い物になります。

AirPods Pro 3のイヤーバッド
Amazon.co.jp商品ページより
世界最高クラスのインイヤーANC。心拍数センサー・ライブ翻訳・ヒアリング補助機能対応。Apple公式価格42,800円(税込)

Amazonでの評価は1,976件で星4.5。購入者レビュー(AIが生成したカスタマーレビュー要約および個別のレビュー)を見ると、音質やノイキャン、装着感の進化を絶賛する声が大多数を占めています。

一方で、「バッテリーの持ちに関しては使い方によって意見が分かれる」という傾向も要約されています。トータルとしては「42,800円は決して安くないが、クオリティを考えればしっかり見合う」という納得の評価が中心です。

Beats Flex:BeatsXの後継ネックバンド型

Beats Flexは10,800円(税込)で販売されているネックバンド型のワイヤレスイヤホンで、かつてのBeatsXの後継にあたるモデルです。

設計思想はBeatsXをそのまま受け継いでおり、首の後ろに回すしなやかな「Flex-Formケーブル」で左右のイヤーバッドがつながっています。耳から外したときは左右のハウジングがマグネットでピタッとくっつくので、ネックレスのように首へかけっぱなしにしておけます。

基本スペックもしっかりアップデートされました。

バッテリー駆動時間はBeatsXの最大8時間から最大12時間へと伸び、充電端子も従来のLightningからUSB-Cへと変更。Apple W1チップとClass 1 Bluetoothのおかげで、接続の安定性も良好です。

ただし急速充電(Fast Fuel)に関しては、BeatsXが「5分の充電で約2時間再生」だったのに対し、Beats Flexは「10分の充電で約1.5時間再生」とやや控えめな仕様に変わっています。

気になる弱点も正直に挙げておきます。まずアクティブノイズキャンセリングは非搭載で、防水・耐汗の保護規格もありません。

さらに注意したいのが耐久面です。Amazonの購入者レビュー(5,747件・星4.1)を確認すると、「使っているうちに電源が入らなくなった」「バッテリーの充電ができなくなった」という初期不良やトラブルの報告が複数寄せられています。BeatsXのころから指摘されていた弱点の傾向でもあるので、購入前に頭に入れておきたいポイントです。

Beats Flexのネックバンド型イヤホン
Amazon.co.jp商品ページより
BeatsXの後継ネックバンド型。Apple W1・Class 1 Bluetooth・最大12時間・Fast Fuel・USB-C
¥10,800 (2026/10/27 06:48時点 | Amazon調べ)

価格面ではラインナップ中もっとも手頃ですが、完全ワイヤレスのように「片側だけポロッと落として紛失する心配がない」という確かな安心感こそが、Beats Flexの最大の価値です。

Beats Solo Buds:最安の完全ワイヤレス

Beats Solo Budsは13,800円(税込)と、Beatsの完全ワイヤレスイヤホンの中で一番安く手に入るエントリーモデルです。

最大の特徴は、付属ケースに充電用バッテリーを内蔵していないという思い切った割り切りです。そのぶんイヤホン本体だけで最大18時間という長時間の連続再生を実現しています。ケース自体が手のひらにすっぽり収まる超小型サイズになっており、イヤホンを充電するときはUSB-Cケーブルを直接ケースに挿す形をとります。

ギズモードの実機レビューでも、ケースの内蔵バッテリーを思い切って省いたことによる携帯性の良さが好意的に評価されています。

iOSとAndroidのどちらでもワンタッチペアリングに対応しており、イヤーチップはXSからLまでの4サイズが付属。イヤホン本体の重さは片側わずか5.7gと非常に軽量です。

一方で弱点となるのは、ノイズキャンセリングが非搭載であること、そしてケース側にバッテリーがないため「外出先でイヤホンの充電が切れたらケーブルを挿せる電源が必要になる」という点です。

Amazonの評価は454件で星4.2。手頃な価格帯やiPhoneとの親和性の高さが評価されている反面、耳への収まり具合や装着感については人によって好みが分かれています。

Beats Solo Budsのイヤーバッドとケース
Amazon.co.jp商品ページより
最安のBeats完全ワイヤレス。バッド単体最大18時間・超小型ケース(内蔵バッテリーなし)・iOS/Android両対応
¥12,545 (2026/10/27 06:48時点 | Amazon調べ)

予算を1万円台前半に抑えつつ、ノイズキャンセリングは不要でとにかく軽くてバッテリーが持つ完全ワイヤレスが欲しい、という人にとって非常に現実的な選択肢です。

Beats Studio Buds +:中価格のANCモデル

Beats Studio Buds +は、ノイズキャンセリングを搭載した26,800円(税込)のミドルレンジ完全ワイヤレスイヤホンです。

前モデルの無印Studio Budsと比べて、アクティブノイズキャンセリングの効きが最大1.6倍、内蔵マイクのサイズが3倍へと強化され、充電ケースを含めると最大36時間の再生に対応しています。iOSとAndroidの両方にしっかり最適化されており、本体はIPX4の耐汗仕様です。

ギズモードやマイナビの実機レビューでは、ノイキャンや音質、耳への収まり、通話性能、バッテリー持ちなどあらゆる面が前作から順当に進化したと評価されています。ノイキャンの実力については「AirPods Pro 2に迫るレベルまで引き上げられたものの、完全に超えるまでには至っていない」という立ち位置です。

主な弱点は2点あります。ひとつはワイヤレス充電に対応しておらず、充電がUSB-Cケーブル経由に限られること。もうひとつは、Amazonでの評価が星3.9と今回紹介するモデルの中で一番低い点です。

1,139件集まっている購入者レビューを精査すると、「たまに音が途切れる」「Bluetoothの接続が不安定になるときがある」といった声が散見されます。使う環境や個体差による接続の安定性を重視したい人は、少し気をつけておいたほうが良さそうです。

Beats Studio Buds +のイヤーバッドとケース
Amazon.co.jp商品ページより
中価格のANC密閉型。無印比ANC最大1.6倍・マイク3倍・ケース込み最大36時間・iOS/Android両対応
¥26,800 (2026/10/27 06:48時点 | Amazon調べ)

Androidスマホをメインで使っている人や、AirPodsシリーズよりも手頃な価格でノイキャン付きの密閉型カナルイヤホンを手に入れたい人に向いているモデルです。

Powerbeats Fit:耳に固定するスポーツ向け

Powerbeats Fitは35,800円(税込)のスポーツ向けモデルで、人気だったBeats Fit Proの流れを汲むノイズキャンセリング搭載イヤホンです。

耳のくぼみにピタッと収まる柔軟なウィングチップが備わっており、CNET JapanやPHILE WEBの実機レビューでも、激しいワークアウトでもまったくズレない抜群のホールド感が高く評価されています。

Apple H1チップを積んでいるため、iPhoneとのペアリングや連携のスムーズさはAirPodsとほぼ同等。ANCや外部音取り込みはもちろん、ノイキャンオフ時にも耳の形に合わせて音を自動調整するアダプティブイコライゼーションが働きます。イヤホン本体だけでなく充電ケースもIPX4の耐汗仕様になっているのがスポーツ用途として頼もしいところです。

バッテリーはANCをオンにした状態で単体最大6時間、ケース込みで最大24時間の再生が可能です(ANCオフなら単体7時間・ケース込み30時間)。5分の充電で約1時間再生できるFast Fuel機能も備えています。マイクは左右合わせて6基(片側3基ずつ)搭載され、クリアな通話が可能です。

弱点としては、Amazonの購入者レビュー(80件・星4.3)の中で「耳の形によっては長時間つけているとウィングチップが当たって痛くなる」という声が見られる点です。固定力が強いぶん、耳への相性はどうしても分かれます。また、パッケージにUSB-C充電ケーブルや電源アダプタが付属しない(別売り)点にも注意が必要です。

Powerbeats Fitのウィングチップ付きイヤーバッド
Amazon.co.jp商品ページより
スポーツ向けウィングチップ型。ANC・Apple H1・本体+ケースIPX4・ANCオン最大6時間(ケース込み24時間)
¥32,545 (2026/10/27 06:48時点 | Amazon調べ)

ランニングやジムでのトレーニング中に「とにかく耳から絶対に落ちないイヤホンが欲しい、ついでにノイキャンも欲しい」という人には文句なしの本命候補です。

Powerbeats Pro 2:心拍数モニタリング付き最上位

Beatsブランドにおける最高峰のフラッグシップモデルが、43,800円(税込)のPowerbeats Pro 2です。

耳のまわりを包み込むイヤーフック型を採用しており、耳への固定力は今回比較する全機種の中で間違いなく最強です。最新のApple H2チップを搭載し、強力なANCや外部音取り込みはもちろん、Beats製品として初めて心拍数モニタリング機能を備えました。Apple製デバイスだけでなくAndroid端末でも心拍測定が使えます。

WIREDやギズモードの実機レビューでも、激しい運動でも微動だにしない圧倒的なフィット感と、ワークアウトギアとしての完成度の高さが絶賛されています。

バッテリー性能も全ラインナップ中でダントツの最長を誇り、イヤホン単体で最大10時間、ケースを合わせると最大45時間もの再生が可能です。さらにBeatsのイヤホンとして初となるQiワイヤレス充電対応ケースを採用。5分の充電で約1.5時間使える急速充電や、IPX4の耐汗性能もしっかりカバーしています。

明確な弱点は、価格の高さと充電ケースの大きさです。イヤーフックがあるぶんケースはどうしても大ぶりになり、ポケットに入れるとかなりかさばります。定価もAirPods Pro 3(42,800円)と同水準です。

もしiPhoneユーザーで、単に「心拍数が測れる高性能イヤホン」を探しているだけなら、補聴関連のヒアリング補助機能やIP57の防塵性能も備えたAirPods Pro 3を選んだほうが普段使いを含めた総合力は上です。Powerbeats Pro 2の真価は、全力でダッシュしたり激しく体を動かしたりするシチュエーションでこそ発揮されます。

Powerbeats Pro 2の耳かけ型イヤーバッドとケース
Amazon.co.jp商品ページより
耳かけ型最上位。ANC・Apple H2・Beats初の心拍数モニタリング・Qi充電・最大45時間(ケース込み)・IPX4
¥39,300 (2026/10/27 06:48時点 | Amazon調べ)

形状の違いが一番大事:開放型・密閉型・ネックバンド

スペック表の数字だけでは見えてこない一番大事なポイントが、耳への装着スタイルです。

AirPods 5が採用している開放型(インナーイヤー型)は、耳の穴をふさがずに引っ掛けて乗せるタイプです。外の音が自然に耳へ入ってくるので、散歩中に後ろから近づく車の音に気づけたり、装着したまま家族や店員さんと会話できたりするのが便利です。

ただし構造上、どうしても音漏れしやすいのが弱点です。僕自身、昔に初代AirPodsを使っていたころ、電車の中で音量を上げ気味に聴いていたら隣の人から注意された苦い経験があります。静かな車内や図書館などでは音量への配慮が欠かせません。

一方、Beatsの全機種やAirPods Pro 3が採用する密閉型(カナル型)は、シリコンなどのイヤーチップで耳の穴をしっかり塞ぐタイプです。音がダイレクトに鼓膜へ届くため、迫力ある低音や細かな楽器のニュアンスまで聞き取りやすく、外への音漏れも最小限に抑えられます。

僕がBeatsXを使い始めたときも、密閉型ならではの音のクリアさに驚いて「曲の後ろでこんな音が鳴っていたのか」と初めて気づいたときの感動は今でも覚えています。その反面、耳が密閉されるぶん周囲の音が聞こえにくくなるため、外を歩くときなどは外部音取り込みモードの有無が安全性に直結します。

ネックバンド型のBeats Flexは、片耳だけサッと外してもそのまま首元にぶら下げておけます。完全ワイヤレスイヤホンで一番ありがちな「うっかり片側だけ落として失くした」というトラブルが構造上絶対に起こらないのは、地味ですが毎日の生活で本当に大きな安心感につながります。

耳かけフックを備えたPowerbeats Pro 2や、ウィングチップで固定するPowerbeats Fitは、ハードな運動に特化した形状です。多少激しく頭を振ってもまず耳から外れることはありません。

開放型・密閉型・ネックバンド型・耳かけ型の形状の違いを表す図

機能の違いを比較:ノイキャン・充電・防水・心拍数

イヤホンの形状が決まったら、次に見るべきは主要な機能面の違いです。

  • ノイズキャンセリング:AirPods Pro 3が圧倒的な最上位。AirPods 5も開放型としては優秀ですが物理的な限界があります。Beats Studio Buds +、Powerbeats Fit、Powerbeats Pro 2は実用的な中位クラス。Beats FlexとBeats Solo Budsは非搭載です。
  • バッテリー駆動時間:イヤホン単体での最長はPowerbeats Pro 2の10時間(ケース込みで最大45時間)。Beats Solo Budsは単体で最大18時間持ちますが、ケース側にバッテリーがありません。
  • ワイヤレス充電:AirPods Pro 3、ワイヤレス充電ケース付きAirPods 5、Powerbeats Pro 2の3機種のみが対応しています。
  • 心拍数センサー:AirPods Pro 3とPowerbeats Pro 2の2機種だけに搭載されています。
  • 防塵・防水規格:AirPods側は防塵にも対応したIP57とタフ。Beats側はIPX4(防飛沫・耐汗)が上限で、Beats Flexは規格なしとなっています。
  • Android端末との相性:Beatsの全モデルがAndroidでのワンタッチペアリングやアプリ連携に対応。AirPodsも通常のBluetoothイヤホンとしては接続できますが、ライブ翻訳や機器間の自動切り替えといったApple独自の連携機能は使えません。
ANC・バッテリー・充電・防水・心拍数の対応表を示す図

BeatsXはいまどうなったか

「BeatsX」の名前で調べている人にまずお伝えしたいのは、BeatsX自体はすでに2020年をもって生産終了しているという事実です。

現在のBeats公式ラインナップにBeatsXの名前はなく、そのネックバンド型の使い勝手をそのまま受け継いだ後継モデルが「Beats Flex」になります。バッテリー持ちは8時間から12時間へと伸び、充電端子もLightningからUSB-Cへと現代的に刷新。価格もBeatsX発売当時の14,800円から10,800円へと手頃になりました。

愛用してきたBeatsXのバッテリーがヘタったり故障したりした場合、修理という選択肢はもう残っていません。AppleはBeatsXを公式のオブソリート製品リストに掲載しており、日本では公式の修理・交換サポートがすでに終了しています。これまでと同じスタイルで使い続けたいならBeats Flexがもっとも安価で自然な乗り換え先になりますが、先ほど触れたとおり購入者レビューで電源周りのトラブルが報告されている点は頭に入れておく必要があります。

これを機に完全ワイヤレスイヤホンへステップアップするのも非常に現実的です。ネックバンド型のような「絶対に落とさない安心感」を完全ワイヤレスでも確保したいなら、耳かけフックのあるPowerbeats Pro 2や、ウィングチップで耳にしっかり固定できるPowerbeats Fitを選ぶのが一番失敗しません。

BeatsXからBeats Flexへの後継関係と現在の選択肢を示す図

用途別の選び方

  • 散歩や通勤時に外の音も自然に聞き取りたい → AirPods 5(開放型)
  • 電車やカフェで作業に没頭したい・最強のノイキャンが欲しい → AirPods Pro 3
  • 首にかけて絶対に落としたくない・予算を最小限に抑えたい → Beats Flex
  • 1万円台前半で手軽に完全ワイヤレスを使いたい → Beats Solo Buds
  • Androidスマホで使えて、手頃なノイキャン付きカナル型がいい → Beats Studio Buds +
  • ランニングやジムで絶対に外れないフィット感とANCが欲しい → Powerbeats Fit
  • ハードなスポーツ用で最上位・心拍数測定や圧倒的なバッテリーが欲しい → Powerbeats Pro 2
  • iPhoneユーザーで心拍数測定から聴覚サポート(ヒアリング機能)まで使い倒したい → AirPods Pro 3

AirPodsかBeatsかというブランド名で悩むよりも、「欲しい形状」「必要な機能」「予算」の順番で絞り込んでいくのが、自分に一番合った1台を見つける近道です。

用途から機種を選ぶフローチャート図

まとめ

AirPodsとBeats、結局どっちが買いなのか。その答えは、まず「開放型か、密閉型か、ネックバンド型か」という装着スタイルの選択でほぼ決まります。

周囲の音を自然に取り込みながらノイキャンも活用したいならAirPods 5、iPhoneとの組み合わせで文句なしの最高峰を味わいたいならAirPods Pro 3が鉄板です。落とさない安心感とコストパフォーマンスを最優先するならBeats Flex、Android端末での使用やスポーツでのタフな使い道を重視するならBeatsの完全ワイヤレス各モデルがぴったりハマります。

かつてのBeatsXを探してこの記事にたどり着いた人は、後継のBeats Flexを選ぶか、この機会に耳から落ちにくい完全ワイヤレスモデルへのステップアップをぜひ検討してみてください。

おわり!

どうも、なす(@nasuyowa)です。

映画と漫画、アニメ、ゲームが好きです。面白かった作品や、買ってよかったものを紹介してます。

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