起業家・経営者の名言とおすすめの自伝本まとめ
どうも、なす(@nasu66com)です。お金が大好きです。(率直)
突然ですが、皆さん「モデリング」という心理学用語を知ってますか?モデリングとは誰かをマネする行動を示す言葉です。
モデリングは人間が成長過程における行動のひとつで、憧れの意識から、対象の人物に少しでも近づきたいという心理を発し、その対象人物のファッションや仕草などを真似る行動をすることです。(参考:モデリング (心理学) – Wikipedia)
私たち人間という存在は、モデリングすることで成長する生物とされています。そこで僕はふと気付きました。
圧倒的成功者のモデリングをすれば、圧倒的成功者になれるのではないか? ーーーと。
しかし、これを実践するには「圧倒的成功者が歩んできた人生」を知る必要があります。
そこで今回は、フォーブス世界長者番付にランクインしている、起業家・経営者たちの自伝本についてまとめてみました。
なす
ついでに心に残った「起業家・経営者の名言」も載せておくので、よかったらみなさんも人生の参考に一読してみてください。
(記事中の資産および世界長者番付ランキングは、2016年版フォーブス世界長者番付を参考にしています。また資産は「1ドル=113円」で計算しています。)
目次
1. ビル・ゲイツ / マイクロソフト
- 本名:William Henry Gates III
- 生年月日:1955年10月28日(61歳)
- 資産:8.48 兆円(世界1位)
まず紹介するのは、言わずと知れた世界ナンバーワンの大富豪「ビル・ゲイツ」の自伝本です。
ハーバード大学在学中に友人(ポール・アレン)と共にプログラミングに打ち込み、現在のマイクロソフトの礎を築いたビル・ゲイツ。
世界一の富豪であるビル・ゲイツは、こんな言葉を残しています。
2. ウォーレン・バフェット / バークシャー・ハサウェイ
- 本名:Warren Edward Buffett
- 生年月日:1930年8月30日(87歳)
- 資産:6.87兆円(世界3位)
世界一有名な投資家、「ウォーレン・バフェット」。
コーラとハンバーガーしか口にしないという逸話があるほどの偏食家としても有名な人物です。(ちなみにバフェットとのランチを楽しむ権利は8,000万円するそうです。)
そんな彼の伝記本は、
- バフェットの市場へのスタンス
- バフェットの投資哲学
などが分かる、ビジネスマンには必読の作品になっています。
全3冊という厚めのボリュームになっていますが、上巻だけでも読んでみてはいかがでしょうか。
3. ジェフ・ベゾス / アマゾン
- 本名:Jeffrey Preston Bezos
- 生年月日:1964年1月12日(53歳)
- 資産:5.11兆円(世界5位)
インターネット通販サイトの覇者「アマゾン」創業者、ジェフ・ベゾス。
この自伝本は、生い立ちだけでなく、
- アマゾンがどのようにして創業したのか?
- アマゾンがどのような経営理念をベースに運営されているのか?
といった、彼のビジネスについての視点も伺える内容になっています。
アマゾンがこの数年間でここまで拡大した理由が知りたい方は、ぜひこの本で彼の生い立ちを追いかけてみてはいかがでしょうか?
4. マーク・ザッカーバーグ / フェイスブック
- 本名:Mark Elliot Zuckerberg
- 生年月日:1984年5月14日(33歳)
- 資産:5.04兆円(世界6位)
世界最大のソーシャル・ネットワークサイト、フェイスブック。
その創業者であるマーク・ザッカーバーグを直接取材することで、執筆されたのがこの自伝本です。
フェイスブックの立上げについては、2010年にデヴィッド・フィンチャー監督による「ソーシャル・ネットワーク」という映画が公開されています。
しかし、この映画作品に対してザッカーバーグは「映画に使われている衣裳は実際に僕が着ていたものだった。ただし衣裳以外は全て虚構だった。」とコメントを残していることから、事実とは異なる内容であったようです。
そのため、映画的な脚色をされていないフェイスブック創業の「事実」を知りたい方におすすめしたいのがこの本になります。
ちなみに映画も娯楽作品としては面白いのでおすすめです。
5. ラリー・エリソン / オラクル
- 本名:Lawrence Joseph Ellison
- 生年月日:1944年8月17日(73歳)
- 資産:4.93兆円(世界7位)
ソフトウェア企業「オラクル」。その創業者が、ラリー・エリソンです。
彼は、19歳未婚の母の元に生まれ、生後9ヶ月で親戚に養子として引き取られるという過去をもっています。
ビジネス面では大成功を収めたラリー・エリソンですが、この養子に出されたという事実が心の傷となり、プライベートでは結婚と離婚を繰り返す生活を送ることになりました。
オラクルの立上げから拡大までが、ラリー・エリソン本人によって語られるこの本は、起業を考えている方にぜひ読んで欲しい一冊です。
6. マイケル・ブルームバーグ / ブルームバーグ
- 本名:Michael Rubens Bloomberg
- 生年月日:1942年2月14日(75歳)
- 資産:4.52兆円(世界8位)
元ニューヨーク市長として世界的に有名なマイケル・ブルームバーグ。
彼の経歴を辿ってみると、意外なことにソロモン・ブラザーズ時代にリストラに会うなど、順風満帆とは言えない人生を歩んでいることが分かります。
この自伝本では、彼が経験してきたエピソードをもとに着実に一歩ずつ進むことの大切さを学ぶことができるでしょう。
7. チャールズ・コーク、デイヴィッド・コーク / コーク・インダストリーズ
- 本名:Charles de Ganahl Koch (写真右)、David Hamilton Koch (写真左)
- 生年月日:1935年11月1日 (81歳)、1940年5月3日 (77歳)
-
資産:4.47兆円(世界9位タイ)、4.47兆円(世界9位タイ)
アメリカの真の支配者とも呼ばれる「コーク兄弟」。
兄弟2人の資産の合計は8.94兆円で、この金額は世界長者番付1位とされるビル・ゲイツの資産(8.48兆円)を超えています。
コーク兄弟は、父の築いたエネルギー関連企業「コーク・インダストリーズ」の経営により巨万の富を得ていますが、この莫大な資産の大半を政治運動に注ぎ込んでいるようです。
この事実から「アメリカ政治の黒幕」ともされていますが、その実態は不透明な部分も多く、謎に包まれています。
そんな謎多きコーク兄弟について興味の湧いた方は、ぜひこの本を読んで、彼らの実態を追いかけてみてはいかがでしょうか。
ちなみに名言は探しても見つかりませんでした。さすが黒幕…。
8. ラリー・ペイジ / グーグル
- 本名:Lawrence Edward Page
- 生年月日:1973年3月26日 (44歳)
- 資産:3.98兆円(世界12位)
Googleの共同創業者、ラリー・ペイジ。
彼はインターネット黎明期に「すべてのウェブサイトをダウンロードできたら?」という構想を思いつきます。
そして、スタンフォード大学院の同級生「セルゲイ・ブリン」と共に、検索エンジンGoogleを完成させるのです。
紹介する本は、ラリーとセルゲイのインタビューから構成されており、Google誕生をリアルに描いた一冊となっています。
9. セルゲイ・ブリン / グーグル
- 本名:Sergey Mikhailovich Brin
- 生年月日:1973年8月21日 (44歳)
- 資産:3.89兆円(世界13位)
もう一人のGoogle共同創業者、セルゲイ・ブリン。
こちらで紹介する一冊は、伝記本ではなくラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンの名言集になっています。
本によると、Googleという社名は、10の100乗を示す「Googol(グーゴル)」という単語の綴りを間違えたことに由来するそうです。
10. ベルナール・アルノー / モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン
- 本名:Bernard Arnault
- 生年月日:1949年3月5日 (68歳)
- 資産:3.84兆円 (世界14位)
ルイ・ヴィトン、フェンディ、ディオールなど、名だたる40以上のブランドを傘下に抱える、世界最大のファッション企業体「LVMH(エルヴェエムアッシュ) モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」グループ。
その最高経営責任者が「ベルナール・アルノー」です。
アルノーへのインタビューを通じて書かれたこの本には、彼の経営哲学やLVMH誕生の過程が詳細に記載されています。
果たして「ブランド」とは何なのか?アパレル関係者だけでなく、全てのビジネスマンにおすすめしたい一冊です。
11. サム・ウォルトン / ウォルマート
- 本名:Sam Walton
- 生年月日:1918年3月29日(没74歳)
世界最大のスーパーマーケット「ウォルマート」の創業者、サム・ウォルトン。
創業からたった1代で世界中にウォルマートを展開させた彼の自伝本には、生い立ちだけでなく、経営の信念についても詳しく書かれています。
サム・ウォルトンは会社の経営に於いて、徹底した「現場主義」と「顧客利益追求」を掲げていました。
この本は経営者から新入社員まで、全ての人間にとっての最高のビジネス書と言えるでしょう。
ちなみに、彼の子供たち(ジム・ウォルトン、アリス・ウォルトン、ロブソン・ウォルトン)の総資産は、併せて11兆円と推測されています。
12. ジョージ・ソロス / 投資家
- 本名:George Soros(Schwartz Gy?rgy)
- 生年月日:1930年8月12日(87歳)
- 資産:2.81兆円(世界23位)
世界三大投資家の一人とされる「ジョージ・ソロス」。彼はサブプライム危機を事前に言い当てた伝説的な人物です。
この伝記本では、ナチス統治下のハンガリーに生まれた彼の半生だけでなく、
- 投資家としての哲学
- 慈善事業への姿勢
など、さまざまな側面からソロスという人物を知ることが出来る一冊となっています。
こちらは自伝ではありませんが、サブプライム危機について詳しく書かれた本です。難解な内容ですが読み応えがありました。
13. フィル・ナイト / ナイキ
- 本名:Philip Hampson Knight
- 生年月日:1938年2月24日 (79歳)
- 資産:2.76兆円(世界24位)
ナイキ創業者、フィル・ナイト。
こちらの本はアメリカで出版され、「人生が変わる一冊」として、非常に高い評価を受けている注目作です。
米国のAmazon.comでは、総レビュー数1,343件にも関わらず、評価☆4.8という、とてつもない高評価を得ています。
ナイキの創業から、現在の成功に至るまでが生々しく語られる内容となっています。その過程はまさに波乱万丈。
スタンフォード大学および軍士官学校を卒業後、「何者かになること」を目指して日本のオニツカタイガーを直接訪問するエピソードなど、彼の常人離れした行動力は読んでいて勇気が与えられるものばかり。
とにかく読みごたえ抜群です。最高の一冊でした。
14. スティーブ・バルマー / マイクロソフト
- 本名:Steven Anthony Ballmer
- 生年月日:1956年3月24日 (61歳)
- 資産:2.66兆円(世界26位)
マイクロソフト社の元CEO、スティーブ・バルマー。彼は、創業者ビル・ゲイツの大学時代のルームメイトです。
ゲイツに口説かれて入社したマイクロソフトでは、その策士ぶりを異端無く発揮し、会社の急成長の土台となります。
個人的にはiPhone発表時に「こんなに価格の高い携帯電話が売れるわけないだろう」と言っていた人物という印象が強いのですが、この本を読むとその経営手腕は確かなものだったことが分かります。
15. ジャック・マー(馬雲) / アリババ
- 本名:馬 雲(Ma Yun)
- 生年月日:1964年9月10日 (53歳)
- 資産: 2.32兆円(世界33位)
中国最大のIT企業体「阿里巴巴集団(アリババ)」の創業者、ジャック・マー。
アジアNo.1の富豪となった彼ですが、
- 今ジャック・マーは何を考えているのか
- アリババはどのようにしてここまでの成長を遂げたのか
といった内容が分かるのがこの一冊です。
日本ではあまり馴染みのない「アリババ」ですが、現在は1400万以上のユーザーを誇る世界最大の企業間(BtoB)電子商取引サイトとなっています。
また電子マネーサービス「支付宝 (Alipay)」などは、中国でなくてはならないシステムになっており、今後の彼の動向には一層注目が集まるでしょう。
16. マイケル・デル / デル
- 本名:Michael Saul Dell
- 生年月日:1965年2月23日 (52歳)
- 資産:2.24兆円(世界35位)
世界最大手のパソコン直販サイト「Dell」。その創業者がマイケル・デルです。
彼はわずか1,000ドルの資金を元手に、19歳の時にパソコン保守会社を立ち上げました。
この本では、そんな事業の立ち上げから、顧客密着型のパソコン販売方式をヒットさせ、デルが年商182億ドルの企業へ成長していく過程が語られています。
この本が出版されたのは18年前ですが、デルのビジネス論は今でも学ぶことがたくさんあります。教科書として、読んでほしい1冊です。
17. ポール・アレン / マイクロソフト
- 本名:Paul Gardner Allen
- 生年月日:1953年1月21日 (64歳)
- 資産:1.98兆円(世界40位)
あまり世間にその名は知られていませんが、ポール・アレンはビル・ゲイツと共にマイクロソフトを創業した人物です。
数年前に『戦艦「武蔵」が海底で見つかった』というニュースが報じられたこと覚えていますか?この調査チームを率いているのがポール・アレンです。
この本ではマイクロソフト創業までのエピソードはもちろん、彼がマイクロソフトで得た資金を元に、投資家転身後の活動についても書かれています。
スポーツチームやテレビ局を買収したりと、莫大な富を得た人物がどのような行動に出るのかといった点についても興味深く楽しめる一冊になっています。
18. スティーブ・ジョブズ / アップル
- 本名:Steven Paul Jobs
- 生年月日:1955年2月24日 – 2011年10月5日(56歳没)
アップル創業者、スティーブ・ジョブズ。僕が語るまでもありませんが、彼ほど魅力のある偉人は他にいません。
この伝記本は、多忙であったジョブズが自らの足跡を自身の子供に伝えるために作成したと言われています。
ジョブズはこの本で、
- 養子に出されたことへのコンプレックス
- アップル共同創業者「スティーブ・ウォズニアック」との出会い
- アップルコンピュータの設立と成功 など
フィクションよりも壮大な物語を綿密に語っています。
僕はいわゆるアップル信者なので、この本は穴が空くほど読み返しました。その結果として言えるのは「世界を変える」と本気で思った人物の生涯を振り返ることで、自分の人生にもプラスに働く何かが得られるということです。
ぜひ一度は読んで欲しい自伝本の傑作です。
そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来たと気づくのだ。
19. ジャック・ドーシー / Twitter
- 本名:Jack Dorsey
- 生年月日:1976年11月19日(40歳)
- 資産:2750億円
Twitter創業者、ジャック・ドーシー。
ジャック・ドーシーは、15才の時に「ツイッター」のアイデアを思いついていたそうです。
この本は、そんなアイデアを元に、会社をスタートさせた、「その後」の模様を描いています。
(愛憎劇とも言える生々しいエピソードの数々が、何とも言えない後味を残します。)
スタートアップの立ち上がりを疑似体験できる作品です。必見。
20. イーロン・マスク / テスラ・モーターズ
- 本名:Elon Musk
- 生年月日:1971年6月28日(46歳)
- 資産:1.7兆円
歴代最高の起業家と言われるイーロン・マスク。
彼の手がかける事業は多岐に渡り、
- 電気自動車専業メーカー「テスラ・モーターズ」
- 人工知能研究機関「OpenAI」
- 次世代輸送システム「ハイパーループ」
- オンライン決裁システム「PayPal」
- 宇宙開発ベンチャー「SpaceX」
- 太陽光発電設置企業「ソーラーシティ」
など、どれもが未来を感じさせる野心的なプロジェクトになっています。
この伝記本には、天才起業家「イーロン・マスク」の圧倒的な情熱と信念によって、数々の事業が実現するまでのエピソードが詳細に描かれています。
また副題「未来を創る男」の文字にある通り、彼は人類の火星移住やクリーン技術の導入の野望を本気で実現させようと執念を燃やしています。そんな野心家の姿に心を動かされるでしょう。
起業家を目指す方には、必ず読んで欲しい一冊です。
起業家・経営者の名言とおすすめの自伝本を読んだ感想
以上、「起業家・経営者の名言とおすすめの自伝本まとめ」でした。
僕はこの記事の作成にあたって、多くの起業家・経営者の自伝本を読みました。
するとなぜか仕事や趣味のモチベーションが上がり、毎日の生活が少し面白くなった気がします。(特に影響を受けたのは、フィル・ナイトの自伝本「SHOE DOG」とイーロン・マスクの自伝本「未来を創る男」)
僕のようにマンネリ化した毎日の生活に嫌気が指しているあなたにぜひ読んで欲しい作品です。
ちなみにこの記事は「最速でお金持ちになりたい」という不純な動機で作成をはじめたのですが、起業家・経営者の生い立ちや信念を知ることは自分にとって大きなプラスとなり、予想を超える収穫があったと思います。
おわり!
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