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ガーリーなのに中身はゴリゴリのハードコアFPS!
みんな、FPSって聞くとどんなイメージを持つ? ゴリゴリのメタルが流れる中で、血みどろの戦場を駆け巡る……みたいな? 僕もずっとそう思ってたんだけど、『Don’t Stop, Girlypop!』はそんな固定観念をぶち壊してくれるゲームだった。
本作は2026年1月30日にSteam(PC)でリリースされたインディーFPS。開発はFunny Fintan Softworks。メイン開発者のJane Fiona氏は15歳の頃から本作を作り始めて、なんと6年もの歳月をかけて完成させたという情熱の塊みたいなゲームなんだよね。
ブリトニー・スピアーズを聴きながら『Quake III』や2016年版『DOOM』を遊んでいた彼女が「バイオレンスやメタルじゃなくて、ガーリーポップが流れるFPSがあってもよくない?」と思い立ったのが開発のきっかけなんだって。この発想、マジで天才だと思う。

移動速度がダメージに直結!ウェーブホッピングをマスターせよ
さて、見た目はピンクとネオンカラーで”ゆるふわ”な雰囲気なんだけど、中身はゴリゴリのハードコアかつハイスピードなシューター。ここが本作の最大の魅力だと僕は思う。
ゲームの基本構造はクラシカルなアリーナ型FPS。敵が出現するエリアで片っ端から倒して、次のアリーナへ移動……という流れ。でもここで面白いのが、「移動速度が上がるほど敵に与えるダメージがアップする」というシステム。
つまり、ただ突っ立って撃ってるだけじゃダメで、ウェーブホッピング(グラウンドスラム+ダッシュ+ダブルジャンプの組み合わせ)を駆使して高速移動しながら的確にエイムしないといけないんだよね。これがめちゃくちゃ忙しいんだけど、ハマると脳汁ドバドバ出る。

体力が減ったら、瀕死の敵にフィニッシャーを決めて回復。最近のDOOMのグローリーキルみたいなシステムだね。ただ、高速移動でダメージがガンギマリ状態だと瀕死を通り越して一撃で倒しちゃうこともあるから、ピンチの時はあえて速度を落とすっていう駆け引きがある。このバランス感覚がうまいなぁと感じた。
武器をデコれる!Kawaii×ハードコアの融合
武器はプライマリとセカンダリの2つのモードを持っていて、これがまた楽しい。
特にお気に入りなのがショットガン。プライマリは普通の散弾なんだけど、遠距離からでもワンショットキルできるポテンシャルがある。そしてセカンダリで放つエネルギー弾にプライマリをブチ込むと、四方八方に散弾をバラ撒く大爆発が起きる。これを敵の密集地点に高速移動しながらブチ込んだ時の爽快感がヤバすぎる。

他にもセカンダリの泡にプライマリを当てると小爆発するサブマシンガン的な武器とか、忙しすぎてスコープ覗いてる暇がないスナイパーライフル(でも強い)とか、個性的な武器が揃ってる。
そして本作の特徴的なシステムが「武器のデコレーション」。全武器にサメの人形やリボンを付けたりして、自分だけのKawaiiな武器にできるんだよね。性能には影響しない完全に見た目だけのシステムなんだけど、これがまた楽しい。ギャルがスマホをデコるような感覚で銃をデコるっていう発想がもう最高。

バレットタイムやレールスライドなど、後半はさらに熱い展開に
ステージを進めていくと、レールスライドで滑走するシーンや、バレットタイム(スローモーション)が使える場面が出てくる。
特にバレットタイムが絡む場面では、高速で振り子運動するデカい刃物の罠をスローモーションですり抜けてから、通常速度に戻して追ってくる敵を罠に巻き込んで倒す……なんてプレイもできる。これがキマった時のキモチよさったらない。

そしてラスボス戦がまた面白くて。ラスボスがガーリーな雰囲気を全否定しようとデスメタル全開の歌声をブチかましてくるんだけど、ボスの歌のリズムに合わせてショットガンを撃つとリロード不要で攻撃し続けられるっていうリズムゲーム的な要素が加わる。これには思わず笑っちゃったよ。
ガーリーポップなサントラが新鮮すぎる
本作をプレイしていて衝撃だったのがBGM。FPSといえばゴリゴリのメタルっていうイメージが強いと思うんだけど、本作ではガーリーポップやジャングル風の楽曲が流れる。これがゲームのテーマにバッチリ合っていて、「あぁ、FPSのBGMってもっと自由でいいんだな」って認識が変わった。

ちなみに注意点として、ピンクや蛍光色が多用されているので、視覚過敏な人にはちょっとキツいかもしれない。長時間プレイする場合はディスプレイの輝度を調整するのがおすすめ。
まとめ:FPSの固定観念をぶち壊す、約3.5時間の濃密体験
クリアまでのプレイ時間はおおよそ3.5時間くらい。ボリューム的にはコンパクトだけど、その分密度がハンパない。

レベルデザインについては正直惜しい部分もあって、ちょっとしたオブジェクトや段差で移動が引っかかったり、行き先がわかりにくい場面もある。でも慣れてくればそういったストレスは減ってくるし、ゲーム全体の魅力が圧倒的に上回ってると感じた。
高速移動しながらデコった武器で敵をぶっ倒しまくるっていう、一風変わったFPS。「FPSってもっと自由でいいよね」って思わせてくれる一作だった。ブーマーシューター好きはもちろん、FPSにちょっと抵抗がある人こそ触ってみてほしい。Kawaiiは正義!
日本語テキストにも対応しているので、英語が苦手でも安心してプレイできるよ。SteamでPC版が配信中なので、気になった人はぜひチェックしてみてね。

