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【レビュー】『仁王3』オープンフィールド×サムライ&ニンジャの2スタイルが最高すぎる!シリーズ集大成の高難度アクションRPG

『仁王3』キービジュアル――地獄と化した戦場を見渡す徳川竹千代
『仁王3』より引用
この記事の目次

どうも、なす(@nasuyowa)です。

ついに来ました……!約6年ぶりとなるシリーズ最新作『仁王3』が、2026年2月6日にコーエーテクモゲームスから発売されました。対応機種はPS5とPC(Steam)です。

僕は発売前に先行プレイさせてもらえる機会があり、序盤の浜松城を含む地域まで、約30時間ほどがっつり遊び倒してきました。

先に結論から言ってしまうと、シリーズ最高傑作になるかもしれないと僕は思いました。オープンフィールド化にサムライ&ニンジャの2スタイル切り替え、そして「仁王」ならではの骨太なアクション。やりたい要素を全部詰め込んでいるのに、破綻せずにまとまっているのが本当にすごいです。

『仁王3』キービジュアル――地獄と化した戦場を見渡す徳川竹千代
『仁王3』より引用

ストーリーの根幹に関わる重大なネタバレは避けていますが、序盤の設定や実際のプレイ画面を交えて紹介していきます。

なお、僕が遊んだのは発売前の先行プレイ時点の内容です。発売後に配信された追加コンテンツや最新の価格情報については、「その後の展開と現在の買い方」の項目にまとめています。

『仁王3』とは

『仁王3』は、Team NINJAが開発し、コーエーテクモゲームスが販売するダーク戦国アクションRPGです。妖怪がはびこる過酷な戦国世界で死闘を繰り広げる、「仁王」シリーズのナンバリング第3作にあたります。

  • 発売日:2026年2月6日
  • 対応機種:PlayStation 5/PC(Steam)※ゲームディスクが付くパッケージ版はPS5のみ
  • 価格:通常版9,680円(税込)ほか
  • プレイ人数:1人(オンライン協力プレイは最大3人)
  • レーティング:CERO D(17歳以上対象)

コーエーテクモの公式告知によると、本作は全世界の累計販売本数がシリーズ史上最速で100万本を突破。シリーズ全体の累計でも1,000万本を突破したとのことです。待ち望んでいたファンの熱量が、そのまま数字に表れていますね。

『仁王3』のフィールドを見渡す主人公
『仁王3』より引用

ゲームとしての大きな特徴は2つあります。

ひとつは、シリーズ初となるオープンフィールド構造を採用したこと。そしてもうひとつが、「サムライスタイル」と「ニンジャスタイル」という2つの構えを瞬時に切り替えて立ち回るアクションです。

どちらも実際に触ってみてかなり完成度が高かったので、このあとじっくり語っていきます。

PS5のパッケージ通常版は、Amazonなどの通販サイトでも取り扱いがあります。

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物語――祝ってくれていたはずの弟・国松の豹変

本作の主人公は、徳川家康の孫である竹千代(のちの三代将軍・徳川家光)です。時は元和8年(1622年)。次期将軍への就任を間近に控えた江戸城から物語が始まります。

竹千代は幼少期から守護霊の姿が見え、その絵ばかり描いて過ごしていました。そのため家中では、聡明な弟の国松(CV:本郷奏多)こそが次期将軍にふさわしいのではないかと噂されていたのです。

ところが将軍就任の当日、竹千代を激しく憎んでいた国松が闇に堕ちてしまいます。禍々しい力を身に宿し、妖怪の大群を率いて竹千代に襲いかかります。泰平の世は一瞬で地獄と化し、追い詰められた竹千代は守護霊「草薙」の不思議な力によって時空を越えてしまいます。

『仁王3』実際のプレイ画面。竹千代と乳母の福、弟の国松――幸せな日々が妖怪の襲来で一変する場面
『仁王3』より引用

史実の事件に妖怪を巧みに絡めて和風ダークファンタジーに仕立て上げる「仁王」節は、今作でも健在です。

史実では将軍の座を竹千代に奪われて荒れたとされる国松ですが、本作の序盤では竹千代の就任を心から祝ってくれているんですよね。乳母の福や国松と穏やかに過ごす幸せな日常が、序盤でとても丁寧に描かれます。

……と思っていたら、妖怪の襲撃と同時に国松が突如として竹千代を殺そうと刃を向けてきます。

さっきまで笑顔を浮かべていた実の弟が、一瞬で豹変するあの展開には本当にゾワッとしました。背筋が凍るような鳥肌モノの演出で、日本的な陰のある恐ろしさが際立っています。

『仁王3』実際のプレイ画面。豹変した国松が竹千代に刃を向ける劇的な場面
『仁王3』より引用

時を越えた竹千代は、異変の元凶である「地獄」を祓うため、さまざまな時代を巡ることになります。

飛ばされた先には、まだ若き頃の祖父・徳川家康が生きる時代もありました。そこではなぜか武田信玄の軍勢が妖怪と結託しており、家康が絶体絶命の危機に追い詰められています。竹千代は元の時代へ戻るため、各地で戦いに身を投じていく……というのが大まかなあらすじです。

『仁王3』のキーアート――地獄の炎が渦巻く戦場の竹千代
『仁王3』より引用

Game*Sparkのレビューによると、メインの探索舞台となるオープンフィールドは「戦国」「平安」「幕末」の3時代。江戸と古代も登場しますが、そちらは一本道のリニアなミッションと地獄ダンジョンが1つずつ用意された構成になっているとのことです。

主人公の見た目は、ゲーム開始時のキャラクタークリエイトで自由に細かく作り込めます。体格や顔立ちはもちろん、声のトーンまで好みに合わせて調整可能です。

またファミ通のレビューによると、作中で主人公が「ちょっとしゃべる」場面も用意されているとのこと。完全に無口な主人公ではない点も特徴です。

徳川竹千代と守護霊・草薙
『仁王3』より引用

登場人物も豪華で、柳生宗矩、服部半蔵、本多忠勝、武田信玄、山県昌景、源義経、源頼朝、高杉晋作、沖田総司、徳川慶喜といった歴史上の英傑たちが次々と姿を現します。さらに古代の女王・卑弥呼(CV:土屋太鳳)の参戦も発表されています。

立ちはだかる敵妖怪も、おとろし、砂かけ婆、見越し入道、蛇骨婆、人魚など伝承でおなじみの顔ぶれが勢揃い。和風伝奇や歴史ものが好きな人なら、設定を見ているだけでもワクワクしてくるはずです。

オープンフィールド――“遊びの重箱”の探索が止まらない

本作における最大の新機軸が、広大なオープンフィールドです。

従来の「仁王」シリーズはステージごとのミッション制でしたが、本作ではオープンフィールドとミッション制が自然に融合しています。フィールドを気ままに探索している最中に、メニュー画面から独立したミッションへ飛び、クリア後にすぐ元の探索へ戻るといったプレイもできました。

僕が先行プレイで体験できたのは浜松城を含む地域だったのですが、マップの至る所にアクティビティが詰め込まれていて全く飽きません。

敵が群がる「拠点」、深部に潜む「地獄」、点在する「小地獄」……それぞれに異なる遊びが用意されていて、その中にも細かな探索要素が入れ子構造で組み込まれています。この充実ぶりを、僕は“遊びの重箱”と呼びたいです。

『仁王3』実際のプレイ画面。敵の拠点へ草むらに身を潜めて近づく――右上の表示は「敵拠点」の攻略状況
『仁王3』より引用

「拠点」は敵が密集している危険エリアで、中の敵を全滅させると解放されます。

正面から突っ込むのはただの自殺行為。裏口からしゃがんで忍び込んだり、遠くから弓で狙撃したり、背後から一人ずつ確実に暗殺したりしながら戦力を削っていく過程がたまらないんですよね。周囲に気づかれることなく敵の数を減らし、狙い通りに拠点を制圧できた瞬間は毎回すごく楽しいです。

各フィールドの最奥には、「地獄」と呼ばれる大規模な高難度ダンジョンが待ち構えています。

ここでは敵の攻撃を受けると体力上限そのものが削られてしまう「体力侵蝕」が発生します。しかし、こちらから敵へ攻撃を当てれば侵蝕が解消されていく仕組みです。

つまり「攻めれば攻めるほど生存リスクが下がる」という攻勢重視のデザインになっていて、これが本当に秀逸なんですよね。貴重なドロップ品も手に入るため、ハイリスク・ハイリターンな緊張感の中で熱い探索を楽しめます。

『仁王3』戦国時代のオープンフィールド――崖の上に聳える城
『仁王3』より引用
フィールドの彼方に聳える「地獄」
『仁王3』より引用

道中を彩るちょっとした遊びも充実しています。

見つけると選択式の恩恵を受けられる「木霊」、追いかけっこをしてご褒美をくれる「すねこすり」、上空を飛んでいるところを弓で射抜く「千々古」、出されたジェスチャーと同じ動きを返す「むじな」など、和魂(友好的な妖怪)とのふれあいも良い息抜きになります。

大きな遊びの中に小さな寄り道がぎっしり詰まっていて、探索を続けるモチベーションが途切れません。

エリアごとに設定された「探索度」を高めると、マップ情報やアイテムの位置が順番に開示されていく仕組みもあります。

ファミ通のレビューでは「あとでほぼすべて情報が開示されることが事前にわかっているというのがすごくストレスフリー」と評価されていました。取りこぼしを気にしてマップの隅々まで神経質に舐める必要がない親切設計です。エリア全体の探索度を上げきると、攻撃力アップなどの恩恵も得られます。

さらに、物語を進めると手に入る守護霊の力を活用して過去マップの隠しエリアへ到達する「霊脈踏破」(Game*Sparkレビュー)や、序盤の進行で解放される高速ダッシュ「疾風駆け」(ファミ通レビュー)も用意されています。

フィールド自体はかなり広いですが、移動の快適さを保つ仕組みがしっかり整っています。

ひとつ正直な点として触れておくと、Game*Sparkのレビューでは「敵拠点やイベントを順番に巡ることになる単調なマップデザイン」という指摘もありました。

僕が遊んだ序盤の範囲では、密度の高さのおかげで飽きることはありませんでした。ただ、一般的なオープンワールドゲーム特有の「お使い感」や「マーカー巡り」が苦手な人は、少し意識しておくといいかもしれません。

バトル――サムライ×ニンジャの2スタイルが超アツい

バトルシステムの核となるのが、「サムライスタイル」と「ニンジャスタイル」の切り替えです。

「転心」というアクションを行うことで、戦闘中いつでも瞬時にスタイルを移行できます。2つの構えは操作感も立ち回りも完全に別物です。

敵が赤く光って放ってくる危険な攻撃には、カウンター技である「大技返し」を合わせます。タイミングよく転心を発動させることで敵の大技を弾き返し、こちらが攻め込める有利な状況を作り出せるシステムです。

サムライスタイルは、敵と正面からどっしり切り結ぶ高火力・防御重視のタイプです。

扱える武器は刀、二刀、槍、斧、大太刀、薙刀鎌、手甲の7種類。シリーズおなじみの上段・中段・下段の構えや気力を回復する「残心」に加え、本作では新たに3つの要素が追加されました。

  • 捌き:敵の攻撃を受け流すジャストガード。人間だけでなく妖怪の攻撃にも有効で、成功すると気力が回復する
  • 技研ぎ:専用ゲージが溜まると、気力を消費せずに強化武技を連発できる
  • 冬月:残心から流れるように繰り出せる追加攻撃。モーションの美しさと実用性を兼ね備える

この中でも特に「技研ぎ」が抜群に面白いです。

ゲージが最大まで溜まると、武技から武技へとキャンセルして自由につなげられるため、自分だけのオリジナルコンボを組み立てられます。格闘ゲームの「オリジナルコンボ」に近い手触りで、道場(練習モード)に籠もって指になじませ、実戦の強敵相手に完走できたときの爽快感は格別でした。

『仁王3』実際のプレイ画面。技研ぎゲージを溜めて槍の武技を放つサムライスタイル
『仁王3』より引用
サムライスタイルでの戦闘――槍で妖怪に立ち向かう
『仁王3』より引用

対するニンジャスタイルは、軽やかな身のこなしと空中挙動を活かして戦うスピード・機動タイプです。

武器は忍刀、忍二刀、鎖鎌、旋棍、手斧、仕込棍、手甲鉤の7種類。気力を消費せずに敵の連撃をすり抜けるジャスト回避「見切り」、身代わりの分身を残して敵の視線を逸らす「霞」、敵を踏み台にして頭上から背後へ跳び越える「踏みつけ」、手裏剣などを投げつける「忍術」を駆使します。

背後からのダメージ補正が非常に高いため、いかに敵の死角へ回り込むかが立ち回りの肝になります。

空中から仕掛ける攻撃の手数が多く、地上と上空を自在に行き来しながら叩き込む連続攻撃は爽快そのもの。重厚なサムライとは対照的な、ヒット&アウェイの鋭いスピード感を味わえます。

ニンジャスタイルでの空中アクション――鎖鎌を振るう
『仁王3』より引用

忍術の仕様も前作から大幅に見直されました。敵を攻撃したり見切りを決めたりすることで、忍具の残数がその場で回復していくシステムになっています。

ファミ通のレビューによると、前作は社(チェックポイント)で補充する形式だったのが、今作ではプレイヤーが攻め続けるほど継続して使える仕組みへ改められたとのこと。

おかげで、道中のちょっとした雑魚戦でも手裏剣やマキビシ、火炎放射、痺れ地雷といった忍術を惜しみなくガンガン使っていけます。バリエーションも多彩で、戦術の選択肢が一気に広がりました。

そして何より素晴らしいのが、サムライとニンジャの2つのスタイルが独立しておらず、互いに連動している点です。

サムライスタイルで正面から斬り合っている間にも裏で忍術のリソースが回復していきますし、ニンジャスタイルで動き回っている間にもサムライの技研ぎゲージが蓄積されます。

「ニンジャで敵の猛攻を避けきれなくなったら、すかさずサムライへ転心してガードで凌ぐ」といった立ち回りも直感的に行えます。

「どちらか一方を無理に使わなければならない」のではなく、「どちらのスタイルをどう使ってもいい」という自由度の高いゲームバランスに仕上がっているのが本当に見事です。

ボス戦と装備掘り――上達が実感できる死にゲー

ボス戦の歯ごたえは相変わらず強烈で、初見では思わず「こんなの絶対勝てるわけない!」と叫びたくなるレベルでした。

それでも何度も挑んでいくうちに、敵の予備動作やスキが少しずつ見えてきて、こちらの生存時間が目に見えて伸びていく。そしてある瞬間、完全に相手の動きを見切って圧倒できるようになる。この壁を乗り越える瞬間の上達カーブが、たまらなく気持ちいいんですよね。

『仁王3』実際のプレイ画面。武田四天王の一人・馬場信春――妖怪化した姿のボス
『仁王3』より引用

僕が先行プレイで戦った中では、武田四天王の一人である馬場信春が強く印象に残っています。妖怪化すると周囲に深い霧を発生させて襲いかかってくる、かなりの強敵でした。

また、過去作でおなじみだったボスの「馬頭鬼」や「飛縁魔」も再登場します。巨大なノコギリをゴリゴリ振り回してくる馬頭鬼の姿を見たときは、懐かしさのあまり思わず笑ってしまいました。

フィールドの地形や地名にもシリーズファンに向けたオマージュが散りばめられていて、経験者ならニヤリとできる場面が多いです。

敵を倒して装備を集めるハクスラ要素も、序盤からしっかり機能しています。「捌き成功時に体力が自動回復する」といった便利な特殊効果付きの装備をかき集めることで、苦戦していたボスを突破できる場面もありました。

ボスの部屋のすぐ手前にはファストトラベルポイントが配置されています。そのため、どうしても勝てずに負けが込んできたときは、一旦別の場所へ戻って装備掘りやレベル上げに専念できるのも、無駄なストレスがなくて好印象でした。

育成やビルド構築のシステムも非常に奥深いです。

敵を倒して得られるアムリタ(経験値)で基礎レベルを上げるだけでなく、倒した妖怪の魂代を装着して使う「陰陽箱」、守護霊の力を借りて大技を放つ「守護霊技」、守護霊そのものを武器や防具として全身に纏う「九十九化身」などが用意されています。

さらに「地獄憑き」と呼ばれる手強い妖怪を討伐すれば、その妖怪を呼び出して使役できる呪符も手に入ります。

守護霊の力を借りた攻撃「守護霊技」
『仁王3』より引用

前作まで別系統だった妖怪技と陰陽スキルはひとつに統合されました。手に入れた魂代を、強力な妖怪技としてセットするか、補助的な陰陽術としてセットするかをプレイヤーが自由に選ぶ形式です。

扱える武器種は2つのスタイルを合算して全14種類。ファミ通のレビューによれば、前作の11種類からさらに選択肢が増加しています。

作品全体のボリュームに関して、Game*Sparkのレビューでは「クリアまで70〜80時間ほど」と見積もられています。また公式サイトでは、高難度のモード「将軍の旅路」の存在も案内されています。

僕が体験したのは序盤の範囲だけだったので底までは見届けられていませんが、それでも遊び尽くせないほどの圧倒的な手応えを肌で感じ取ることができました。

巨大な妖怪に躍りかかる主人公
『仁王3』より引用

初心者への配慮もしっかり進化

「仁王」シリーズといえば、覚えるべきシステムや操作が多くて慣れるまで大変というイメージを持たれがちですが、本作はシステムの開放が段階的になっており、かなり遊びやすくなっています。

武器種もゲームの進行度に合わせて順番にアンロックされていきますし、チュートリアルも要所要所で非常に丁寧に挟まれます。

さらにありがたいのが、ステータス(能力値)や武技の振り直しが、リソースを一切消費せず何度でも行える点です。

「どのステータスを伸ばせば正解か分からないから、ポイントを振るのが怖い」→「ステータスが低いまま戦うので勝てない」→「何度も落命して心が折れる」という初心者が陥りがちな負のループを解消してくれます。この仕様変更は、シリーズにとって革命的と言っていいはずです。

『仁王3』実際のプレイ画面。洞窟内の温泉に浸かる主人公
『仁王3』より引用

過酷な探索の合間に見つける温泉も、アクティビティのひとつとしてしっかり用意されています。情緒ある岩風呂から開放感たっぷりの露天風呂まで種類が豊富で、見つけるたびに癒やされます。

ゲームの難易度について、ファミ通のレビューでは「全体的に前作よりもさらにほどよくカジュアルになりつつ、ここぞという場面だけものすごく“死にゲー”らしさが増す」と評されていました。

推奨レベルが低めに設定されているエリアから順番に攻略していけば、着実に前へ進める親切なバランス設計になっています。

ただし、同レビューでは序盤のボスである「山県昌景」で最も多くリトライを重ねたという記述もあり、決して最初から誰でも簡単に突破できる難易度というわけではありません。

僕自身も先行プレイの序盤で何度も落命しながらボスの攻撃パターンを覚えていったので、このレビューの評価にはとても納得感があります。

腕試しがしたい人向けには、強敵とタイマン勝負を繰り広げる「達人」や、各地のサブクエストにあたる「奇譚」といったコンテンツも豊富です。

ファミ通のレビューでは達人や英雄たちとのサイドミッションは難度が高めと触れられており、Game*Sparkのレビューでも奇譚をクリアしたときの報酬が美味しいと高く評価されています。骨太な歯ごたえを求めるプレイヤーもしっかり満足できる作りです。

オンライン要素とマルチプレイ

ここからは公式情報をもとに、オンライン機能について整理しておきます。

ゲームをオンラインに接続してプレイしていると、他のプレイヤーが探索中に力尽きた場所に墓標「血刀塚」が現れます。

これを調べると、そのプレイヤーの装備構成や立ち回りを再現したAI「屍狂い」が出現します。倒すことで、相手が身につけていた装備品などを手に入れることができます。さらに、屍狂いたちの怨念が凝縮された手強い敵「血刀修羅」を討伐できれば、よりレアで貴重なアイテムを入手可能です。

フィールドに残された血刀塚の前に立つ主人公
『仁王3』より引用

他のプレイヤーに助太刀を頼める仕組みも用意されています。

苦境にある者を助けたいという義の心によって残された刀塚「義刃塚」にお猪口をお供えすると、「すけびと」と呼ばれるNPCが助っ人として召喚され、一緒に戦ってくれます。

もちろん、生身のプレイヤーとマッチングして一緒に冒険する協力マルチプレイも搭載されています。

他のプレイヤーを救援として呼び寄せる「まれびと招喚」や、フレンドと一緒にオープンフィールドを探索できる「常世同行」が用意されており、最大3人でのパーティープレイが可能です。

複数プレイヤーでの妖怪との戦い(常世同行)
『仁王3』より引用

なお、PS5版でオンラインマルチプレイを楽しむには「PlayStation Plus」への加入が必要です。また、PS5とPC(Steam)の間で一緒に遊べるクロスプレイには対応していません。

どうしても勝てない凶悪なボスにぶつかったときは、すけびとを召喚したり、オンラインで他プレイヤーを助っ人に呼んだりして突破できます。アクションゲームや死にゲーに慣れていない人でも、最後まで投げ出さずに遊べるフォロー体制が整っています。

その後の展開と現在の買い方(2026年9月時点)

ここからは、僕が体験した発売前の先行プレイ以降の展開についてです。2026年9月19日時点で判明している追加コンテンツや価格情報をまとめました。

追加有料DLCとしては、第1弾「慶安地獄変」が2,750円(税込)で好評配信中です。

将軍に就任したあとの竹千代が、1651年の江戸・慶安の時代へと導かれ、再び地獄と化した城下町で新たな陰謀に立ち向かうストーリーが展開されます。

新たな武器種として「鉾盾」「忍鉾盾」の2種類が追加されるほか、「将軍の旅路」を凌駕する新難易度「悟りの旅路」や、やり込み用の特殊装備「百境百怪絵巻」も実装されています。

DLC第1弾「慶安地獄変」の舞台となる荒廃した江戸
『仁王3』より引用

DLC第1弾と今後配信される第2弾をまとめた「シーズンパス」は5,500円(税込)で販売されています。DLC第2弾については、2027年2月末日までに配信される予定です。なお、発売当初に用意されていた早期購入特典やデジタルプレオーダー特典の配布はすでに終了しています。

ゲーム本編の定価(希望小売価格)は以下の通りです。

  • 通常版(パッケージ/ダウンロード):9,680円(税込)
  • Digital Deluxe Edition:15,180円(税込)
  • TREASURE BOX(PS5パッケージ版・Steamコード同梱版):16,280円(税込)

上位版の「Digital Deluxe Edition」には、ゲーム本編に加えてシーズンパス、全14種の「獄妖の武器」セット、ゲーム内アイテム「木霊の根付」などが付属します。

豪華特典が付く限定版「TREASURE BOX」には、オリジナルアートブック、厳選楽曲を収録したセレクションサウンドトラックCD、特製デスクマット、「すねこすり毛毬の根付」キーホルダーが同梱されます。

コーエーテクモの公式ショップではPS5パッケージ版のほか、PC向けにSteamコードを同梱したエディションも選択可能です(Steamコード版にはゲームディスクや専用パッケージは付属せず、CDキーのみの提供となります)。

なお、記事執筆時点(2026年9月19日)において、SteamとPlayStation Storeの両ストアで通常版が43%オフの「5,517円(税込)」になるセールが実施されています。PS Storeのセール終了期限は2026年9月23日(14:59 UTC)までです。

また、AmazonにおけるPS5パッケージ版の実売価格は6,200円となっていました。

セールの開催状況や販売価格は時期によって変動するため、実際に購入する際は各ストアの最新価格を必ず確認してください。

ゲームが自分の好みに合うか不安な人は、まず配信中の「無料体験版」を遊んでみるのがおすすめです。

PS5とSteamの双方で無料配信されており、キャラクタークリエイトから序盤フィールドの探索までを製品版と全く同じ仕様でプレイできます。作成したセーブデータは製品版へそのまま引き継ぎ可能です。

ファミ通のレビューによると「3エリア分をじっくり遊んで6〜7時間ほど」とのことで、体験版とは思えない大ボリュームを味わえます。

ただし、体験版はオンライン接続専用となっているため、インターネット環境のない完全オフライン状態では起動できません。また、製品版を一度でも起動したセーブデータが存在する本体環境では体験版がプレイできなくなる点にも注意してください。

PC(Steam)版のプレイを検討している人に向けて、公式の動作環境(PCスペック)も掲載しておきます。

【最小動作要件(1080p/30fps目安・アップスケール使用時)】

  • OS:Windows 11
  • CPU:Intel Core i5-10400 / AMD Ryzen 5 2600
  • メモリ:16GB
  • GPU:NVIDIA GeForce GTX 1060(6GB) / AMD Radeon RX 5600 XT
  • ストレージ:125GB以上の空き容量(SSD必須)

【推奨動作要件(1080p/60fps目安・アップスケール使用時)】

  • CPU:Intel Core i5-10600K / AMD Ryzen 5 5600X
  • GPU:NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti(8GB) / AMD Radeon RX 6700 XT(12GB)
  • ストレージ:NVMe接続のSSDを推奨

グラフィック設定やプレイしたい解像度に合わせて、自分のPC環境が必要スペックを満たしているか事前にチェックしておきましょう。

発売後の評価――「最高傑作の予感」は外れていなかった

発売前の先行プレイの段階で「これはシリーズ最高傑作になるかもしれない」と直感したのですが、発売後に集まった世間の評価を見ても、その予感は間違っていなかったと感じます(※以下の数値はすべて2026年9月19日時点で確認したデータです)。

海外のレビュー集積サイト「Metacritic」では、PS5版のメタスコアがメディアレビュー102件の平均で「86点」、一般ユーザー512件によるユーザースコアで「7.8点」を記録。国内の週刊ファミ通クロスレビューでも、40点満点中「36点」の高評価を獲得しています。

大手ゲームメディアの評価を見てみると、ファミ通は「濃密な探索×骨太な戦闘が交互に合わさり、止め時なし」と絶賛。オープンフィールドの探索とハクスラによるキャラ強化の相乗効果が高く評価されています。

またGame*Sparkのレビューでも、「シリーズ最大の規模」「新スタイルで何倍にも面白くなった」と総括されていました。

一方で、気になる点や改善要望もいくつか挙げられています。

Game*Sparkのレビューでは、敵拠点やイベントを順番に潰していく構成の単調さと、80時間におよぶレビュー用プレイ中に7回ほど発生したというゲームの強制終了(クラッシュ)がマイナス点として指摘されていました。

ただしクラッシュに関しては発売前のレビュー用ビルドで発生したものであり、製品版ではその後のアップデートによって改善されている可能性があるとも補足されています。

巨大な妖怪に槍で立ち向かうサムライ
『仁王3』より引用

一般ユーザーからの評価も非常に良好です。

Steamのユーザーレビューでは約19,410件中78%が肯定的な「やや好評」を獲得。PlayStation Storeでも約18,653件のユーザー評価で平均「4.43 / 5」を記録しており、全体を通して高い満足度を維持しています。

発売後のメーカーサポートも手厚く、細かな不具合の修正や機能改善のアップデートが定期的に配信されています。2026年9月現在、Steamで告知されている最新バージョンは「Ver.2.02」です。

まとめ

約30時間プレイした時点での率直な感想として、『仁王3』はまさに「バリエーションのゲーム」だと感じました。

広大なオープンフィールドには退屈させないアクティビティがぎっしり詰まっていて、バトルではサムライとニンジャという全く手触りの異なる2つのスタイルをシームレスに切り替えて立ち回れる。

しかも僕が体験できたのはまだ序盤の地域だけだったのに、捌き、技研ぎ、冬月、空中コンボと上達するための要素が山のように用意されていて、本当に底が見えません。

シリーズが築き上げてきた「思い通りに動く心地よいレスポンスで、極限の死闘を制する」という魅力の根幹をしっかり継承しながら、オープンフィールドという新たな舞台で見事にスケールアップを果たしています。

アクションRPGが好きな人はもちろん、試行錯誤を繰り返して自分の腕前が上達していく楽しさを味わいたい人には、胸を張っておすすめしたい傑作です。

「難易度が高そうでクリアできるか心配」という人は、まずは製品版へセーブデータを引き継げる無料体験版から触ってみてください。

最新のセール状況や製品の詳細は、『仁王3』公式サイトやPlayStation Store、Steamストアページでチェックできます。

それでは、良き死にゲーライフを!おわり!

どうも、なす(@nasuyowa)です。

映画と漫画、アニメ、ゲームが好きです。面白かった作品や、買ってよかったものを紹介してます。

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