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MediaPad M3 レビュー|中古数千円の元ハイエンド8.4インチタブレットは今も使える?買い替え候補も比較

MediaPad M3 8.4インチタブレット
『MediaPad M3 8.4インチタブレット』より引用
この記事の目次

どうも、なす(@nasuyowa)です。

MediaPad M3は、Huaweiが2016年12月に発売した8.4インチのタブレットです。当時のMediaPadシリーズではエンタメ用途の上位モデルにあたり、高精細な2K液晶とharman/kardonチューニングのデュアルスピーカーが大きな強みでした。

2017年5月にAmazonでWi-Fiモデルを28,000円前後で購入して、ゲームや漫画を楽しむメイン端末として使っていた実績があります。

ただ、現在は新品の販売がとうに終わり、手に入るのは中古品だけです。OSもAndroid 7.0で更新が止まっているため、「今から中古で買う価値はあるのか」「手元にある端末をそのまま使い続けていいのか」という状況も、発売当時とは大きく変わっています。

当時のスペックや実際の使用感を振り返りつつ、2026年現在のアプリ対応状況や代わりになる現行の候補まで整理していきます。中古で買おうか迷っている人にも、手持ちのM3の使い道を探している人にも、参考にしてもらえるはずです。

MediaPad M3とは

Huaweiのエンタメ向けタブレット「MediaPad Mシリーズ」の上位モデルにあたり、日本国内では2016年12月16日に発売されました。ラインナップはWi-Fiモデル(32GB・31,980円)、LTEモデル(32GB・37,800円)、LTEプレミアムモデル(64GB・42,800円、いずれも税抜の市場想定売価)という3つの構成でした。

MediaPad M3の斜め前からの外観
項目仕様
発売日2016年12月16日(日本)
画面8.4インチ IPS液晶 2560×1600(2K・359PPI)
CPUHuawei Kirin 950 オクタコア(2.3GHz×4+1.8GHz×4)
メモリ / ストレージRAM 4GB / ROM 32GB(LTEプレミアムは64GB)、microSD対応
OS出荷時Android 6.0(EMUI 4.1)→ Android 7.0(EMUI 5.0)まで更新
バッテリー5,100mAh
カメラ背面800万画素 / 前面800万画素
サイズ・重さ215.5×124.2×7.3mm・約310g
通信Wi-Fi 5(11ac)、Bluetooth 4.1、GPS(LTEモデルはSIMフリー)
端子microUSB(USB 2.0)、イヤホン端子
生体認証指紋認証(前面ホームボタン兼用)

スペック面での一番の魅力は、何といってもサウンドとディスプレイです。スピーカーには米国ハーマン社のharman/kardonチューニングによる2×1Wのデュアル構成を採用し、サラウンド技術「SWS 3.0」やパワーアンプ「SMART PA」を搭載しています。さらにHi-Fi DACチップ「AK4376」を内蔵し、上位のLTEプレミアムモデルにはAKG製イヤホン「H300」が同梱されるなど、当時としては徹底して音質にこだわった設計でした。

画面も8.4インチで解像度2560×1600、画素密度359PPIと非常に高精細です。フルHD(1920×1080)を大きく上回る緻密さで、発売当時は「タブレットの中でもトップクラスの美しさ」と高い評価を集めていました。

重さは約310g、厚さ7.3mm。筐体にはアルミ削り出しのユニボディを採用し、前面にはホームボタンを兼ねた指紋認証センサーを配置しています。なお、充電やデータ転送用の端子はmicroUSB仕様です。

この「動画と音楽を存分に楽しめる小型タブレット」という方向性は、2016年9月にベルリンの家電見本市(IFA)で世界発表された当初から一貫していました。ハーマンインターナショナルとの協業を大きくアピールし、当時のタブレットとしては珍しく、オーディオ性能への注力を前面に打ち出していたモデルです。

なお、後継機にあたる「MediaPad M5」が2018年5月に発売されたため、M3が最新モデルとして店頭に並んでいた期間は1年半ほどでした。

8.4インチ2560×1600 / Kirin950 / RAM4GB ROM32GB / harman/kardonスピーカー(販売終了・中古のみ)
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実際に使って感じたこと(2017年当時の評価)

ここからは、2017年当時に実際に使っていた使用感と評価です。現在の実測データではない点だけ、あらかじめご了承ください。

MediaPad M3の背面。harman/kardonロゴとアルミユニボディ

購入を決めたきっかけは、それまで使っていたエントリー機「MediaPad T2 8 Pro」(RAM 2GB・ROM 16GB)の動作が重くなってきたことでした。当時の実売価格で約28,000円だったM3は、T2 8 Proより1万円ほど高かったものの、上位モデルならではの快適さの差は歴然でした。

注文にはAmazonのPrime Nowを利用して、夜の21時台に注文したその日のうちに手元へ届いたのをよく覚えています。ヨドバシや楽天と比べても価格差がほぼなかったので、納期の早さを決め手にAmazonを選びました。

何より効果を実感したのが、メモリ(RAM)容量のゆとりです。T2 8 Proの2GBメモリでは『ポケモンGO』の起動すらギリギリで頻繁に処理落ちしていたのに対して、M3の4GBメモリなら同じゲームがほぼストレスなく動きました。『FGO』のようにグラフィック負荷の高いゲームも安定して動いて、「小型タブレットでもここまで快適にゲームができるのか」と感動したのを覚えています。

ディスプレイの綺麗さも大きな違いでした。T2 8 Proの1920×1200でも十分綺麗だと思っていたものの、M3の2560×1600はさらに一段上の鮮明さです。小さな文字や漫画の繊細なトーンの線まで、くっきりと読み取れました。

前面の指紋認証も、日々の使い勝手を大きく引き上げてくれました。ホームボタンに指を添えるだけで瞬時にロックが解除されるので、カバンから取り出して使い始めるまでの引っかかりが一切ありません。当時はタブレットの指紋認証センサー搭載がまだ珍しかったこともあり、普段iPhoneを使っている人には特にありがたい仕様でした。

外観の質感も優秀です。背面がプラスチック製だったT2 8 Proと比べて、M3はアルミ削り出しのボディで手にしたときの高級感が段違いでした。スペックが上がっているのに、重さは約30gも軽くなっています。アルミボディは放熱性にも優れていたので、長時間のゲームプレイにも向いていました。

同梱品も充実していました。microUSBケーブルや急速充電対応のACアダプタ、クイックスタートガイドに加えて、最初から液晶保護フィルムまでセットになっています。届いたその日にフィルム貼りまで済ませられる配慮は、とても親切に感じました。

一方で、使っていく中で気になった点もいくつかありました。microSDカードスロットが本体下部のトレイ式で、出し入れのたびにSIMピンを挿す必要があるため、頻繁なデータの入れ替えには向きません。結局、PCとのデータ移動はUSBケーブルを有線でつないで行っていました。また保護ケースは付属していないので、傷を防ぎたい場合は別途自分で買う必要がありました。

当時の総括としては、「T2 8 Proとの1万円の価格差はあるけれど、長く使い続けるなら間違いなくM3を選ぶべき」という結論でした。特にゲームを快適に遊びたい人なら、迷わずM3一択と言える完成度でした。

2026年現在の状況

結論からお伝えすると、最新のアプリを動かす普段使いの端末としては、すでに限界を迎えています。

まずは販売とサポート体制についてです。新品の流通はとうに終了しており、Huawei公式サポートページにも「サポート終了日:2021年6月30日」と明記されています。公式での修理受付や補修パーツの提供、問い合わせ対応もすべて終了済みです。

中古の流通もかなり限られています。価格.comを確認してもWi-Fiモデルの中古掲載は0件で、LTEプレミアムモデルの中古が1件(10,978円)見つかる程度でした。Amazonのマーケットプレイスには数件の中古出品が残っており、最安で6,780円から販売されています(いずれも2026年10月2日時点の確認値。中古品やマーケットプレイスの価格は常に変動します)。

続いてOSの対応状況です。初期出荷時はAndroid 6.0で、2017年7月にAndroid 7.0(EMUI 5.0)への公式アップデートが提供されたものの、更新はそこで完全にストップしています。

セキュリティパッチも長年提供されていないため、インターネットに常時接続するメイン端末として使うには、安全面のリスクが無視できません。

主要アプリの動作要件からも、次々と切り離されています。

たとえばLINEは公式ヘルプで「Android 7.1.2以下は利用できません」と明記されており、Android 7.0止まりのM3ではアプリ自体の利用ができません。また、Android版Google Chromeの動作要件もAndroid 10以降のため、現在のM3には新規インストールすら不可能です。

MediaPad M3(Android 7.0)と主要サービス動作要件の対応図

Google Play開発者サービスの動作要件はAndroid 7.0以降となっており、本機はまさにその下限ギリギリです。この共通機能に依存するアプリは現時点なら動く可能性がありますが、今後要件が引き上げられれば一気に使えなくなる恐れがあります。

なお、KindleやYouTube、Netflixといった個別アプリの詳しい動作要件は公式側で明確な案内が出ていないため、ここでは動作の可否を断定しません。使いたいアプリがある場合は、購入前にお手持ちの環境やPlayストアの個別ページで対応状況を確認してください。

ハードウェア自体の経年劣化も避けられません。2016年発売の端末なので、流通している中古個体のバッテリーは消耗している前提で見る必要があります。「フル充電しても数時間しか持たない」といったケースも十分あり得ます。

また充電端子がmicroUSBなのも、今の環境では扱いづらいところです。USB-Cが当たり前になった現在、この端末のためだけに別のケーブルや充電器を持ち歩く必要があります。

今から買う・使い続けるなら

現在の状況を踏まえると、本機をメインの通信端末として使ったり、最新アプリを動かす端末に選んだりするのは、もう現実的ではありません。

その一方で、本機がもともと強みとしていた「画面の美しさ」と「スピーカーの音質」は今も健在です。2560×1600ドットの高精細なIPS液晶と、harman/kardonチューニングによるデュアルスピーカーの迫力は、9年前の機種とは思えないレベルで通用します。

ローカル環境での活用と現実的ではない用途の対比図

活かせる道があるとすれば、ローカル環境での活用に絞られます。自宅のWi-Fi環境だけで楽しむ漫画ビューアや、あらかじめ保存した動画・音楽の再生プレイヤー、自宅専用の動画視聴端末といった用途なら、優れた画面とスピーカーを存分に活かせます。

microSDカードで容量を手軽に増やせるため、自炊した電子書籍や手持ちの動画ファイルをたっぷり詰め込んでおく再生機としても便利です。

すでに手元にM3があるなら、重要なアカウントへのログインや課金を伴わない「専用の鑑賞端末」として使い続けるのは十分ありです。

逆に「LINEでやり取りしたい」「ChromeでWebブラウジングしたい」「決済アプリを使いたい」といった用途を期待しているなら、OSバージョンの制限に引っかかるので、素直に現行端末へ買い替えるのがおすすめです。

これから中古で買うか迷っているなら、数千円から1万円強で手に入る「割り切りの専用機」として納得できるかが判断基準になります。

LINEをはじめとする連絡用アプリは使えません。スマホ代わりに持ち歩く目的で買うのは絶対に避けてください。またバッテリーの劣化も考慮して、本体の状態やバッテリー持ちについて明記されている出品者を選ぶのが失敗を防ぐポイントです。

代わりになる8インチ級の現行タブレット

MediaPad M3と近い画面サイズで、普段使いをしっかりこなせる現行の選択肢を整理すると、主な候補は5機種に絞られます。記載している実売価格はいずれも2026年10月2日時点の実測値で、時期や店舗によって変動します。

機種画面通信実売価格向く人
Xiaomi Pad Mini8.8インチ 3008×1880・165HzWi-Fi7.3万円前後M3の正統な後継的立場を求める
Lenovo Legion Tab8.8インチ 2560×1600・165HzWi-Fi8.7万円前後ゲーム性能を最重視する
ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro8.4インチ 1920×1200Wi-Fi / 4G2.9万円前後同サイズを安く買い替えたい
Redmi Pad SE 8.7 4G8.7インチ 1340×800・90HzWi-Fi / 4G2.5万円前後とにかく安くSIMフリーが欲しい
iPad mini(A17 Pro)8.3インチ Liquid RetinaWi-Fi / eSIM10万円前後性能と長期サポート重視
8インチ級現行タブレット5機種のスペックと価格の比較図

ここからは、各機種の公式スペックシートに加えて、メディアの実機レビューやAmazonなどの購入者レビューをもとに特徴をまとめました。実際に購入して使った体験談ではなく、公開されている検証データや公式仕様をもとにした調査レビューとなります。

Xiaomi Pad Mini|現行の本命

「M3のように画面が綺麗で、音も良くて片手で持てる高性能タブレットが欲しい」という人に一番おすすめできるのが、Xiaomi Pad Miniです。2025年9月26日に発売された現行モデルで、8.8インチ・3008×1880ドットの3Kディスプレイ(リフレッシュレート165Hz)を搭載し、SoCにはハイエンド級のMediaTek Dimensity 9400+を採用しています。

Xiaomi Pad Mini

ラインナップはメモリとストレージの違いで、8GB+256GBと12GB+512GBの2種類です。7,500mAhの大容量バッテリーと67Wの急速充電に対応しながら、重さは326gに抑えられており、M3と比べてもわずか16gしか変わりません。

本体にUSB Type-Cポートを2つ備えているため、充電しながら有線イヤホンや外部ストレージをつなげるのも実用的です。専用の「Xiaomiフォーカスペン」を使った手書き入力にも対応しています。

実機レビューの評価を見ると、Business Insider Japanは「大型は重い、小型は低性能」という小型タブレットのジレンマを解消した製品と評しています。

プラグマライフの実機検証では、AnTuTuベンチマークスコアが3回連続で250万点台を記録したと報告されていました。HYPERGADGETのレビューでも、片手でしっかり持てる取り回しの良さや、高精細な3K画面によって漫画の見開きページまで潰れずに読める点が高く評価されています。かつてM3が担っていた「コンパクトなのに妥協のないハイスペック」を、現代で最も色濃く受け継いでいる本命モデルです。

価格はXiaomi公式ストアで8GB+256GBモデルが74,980円、12GB+512GBモデルが93,980円。Amazonでは8GB+256GBモデルが72,981円(カスタマー評価4.5・レビュー54件)で販売されています。中古のM3と比べると予算は上がりますが、「最新OSですべてのアプリが快適に動く8インチ級」が欲しいなら、真っ先に候補に挙がる1台です。

8.8インチ3008×1880・165Hz / Dimensity 9400+ / 8GB+256GB / 7500mAh・67W
¥74,980 (2026/10/27 07:48時点 | Amazon調べ)

Lenovo Legion Tab|ゲーム重視の8.8インチ

当時M3をゲームメインで選んでいた人には、Lenovo Legion Tab(8.8インチ・第3世代)が有力な乗り換え先になります。SoCにSnapdragon 8 Gen 3を積み、メモリ12GB、ストレージ256GBを標準搭載。2560×1600ドット・165Hz駆動のディスプレイを備え、初期OSにはAndroid 14を採用しています。Google Playも標準で入っており、発売後に3回のメジャーOSアップデートが予告されているのも安心材料です。

Lenovo Legion Tab

メディアの検証記事を見ると、ファミ通.comの実機テストでは『ゼンレスゾーンゼロ』などの重い3Dゲームが50〜60FPSで安定して動いたと報告されています。大型ベイパーチャンバー「ColdFront」と立体的な放熱構造のおかげで、ゲーム中に握るフレーム部分へ熱が伝わりにくい設計も好評です。

ウインタブのレビューでも、「持ち運びやすいサイズ感でありながら、最新ゲームを最高画質で存分に楽しめる」と評価されていました。重い3Dゲームを長時間じっくり遊びたい人にはうってつけの端末です。国内でもLenovo公式ストアや大手家電量販店、Amazonで普通に購入でき、メーカーの正規サポートを受けられます。

価格はLenovo公式ストアで79,860円、Amazon(型番:ZAG30000JP)では86,790円前後です。「当時のM3でポケモンGOやFGOをサクサク遊んでいた体験を、現代の最新3Dゲームで味わいたい」という人には、ぴったりの選択肢です。

8.8インチ2560×1600・165Hz / Snapdragon 8 Gen 3 / 12GB+256GB / Android 14
¥86,790 (2026/10/27 07:48時点 | Amazon調べ)

ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro|8.4インチ同サイズで約2.9万円

M3とまったく同じ8.4インチの画面サイズにこだわりつつ、予算を抑えて買い替えたいならALLDOCUBE iPlay60 mini Proが手頃です。解像度は1920×1200ドットとM3(2560×1600)より控えめですが、8.4インチのサイズと約310gの重さはM3とほぼ同じ。手にしたときの収まりや持ち運びやすさは、今回紹介する中でも一番M3に近いです。

iPlay60 mini Proの表示イメージ

SoCにはエントリー〜ミドルで定番のMediaTek Helio G99を採用し、物理メモリ8GBにストレージ128GBを搭載しています。4G LTE通信に対応するほか、著作権保護技術のWidevine L1をサポートしているため、Netflixなどの動画配信サービスも高画質で再生可能です。初期OSはAndroid 14ベースのALLDOCUBE OS 3.0でしたが、現在Amazonで流通しているロットは製品詳細にAndroid 15搭載と記載されています。

デュアルスピーカーや顔認証も備えており、ガルマックスの実機検証ではAnTuTu(Ver10)スコアが398,836点、バッテリー持ちは残量100%から20%までで11時間45分を記録しています。物欲ガジェットの2週間実機レビューでも、「AnTuTu 40万点超のミドルクラス性能」と評価されていました。

価格はAmazonで28,999円(カスタマー評価3.7・レビュー431件)です。M3が当時28,000円前後だったことを考えると、「同じサイズ感の最新端末を、当時とほぼ同じ予算で手に入れる」という選択肢としてかなり現実的です。大手メーカーと比べるとサポート面は一歩譲りますが、価格に対するコスパの高さは際立っています。

Redmi Pad SE 8.7|2万円前後のSIMフリー4G

できるだけ予算を抑えつつ、外出先でも単体でネットにつなげるSIMフリー機が欲しいなら、XiaomiのRedmi Pad SE 8.7(4Gモデル)が候補になります。2024年8月に発売された8.7インチのタブレットで、SoCにMediaTek Helio G85、メモリ4GB(上位版は6GB)、バッテリー容量6,650mAhを搭載。OSにはAndroid 14ベースのXiaomi HyperOSを採用しています。

Redmi Pad SE 8.7

4GモデルはSIMフリー仕様でデュアルSIMに対応し、GPSと電子コンパスも内蔵しています。重さは約375gとM3より60gほど重くなりますが、画面がひと回り大きいことを考えれば片手で十分扱えるサイズです。

ガルマックスの実機レビューでは、GPSと電子コンパスを備えた4G版について「ナビとしても超優秀」と評価されていました。一方で「画面の粗さは常に気になった」「ゲームは厳しい」とも書かれており、エントリー機らしい割り切りも必要です。

価格はAmazonで25,000円前後(レビュー138件)で、現行の8インチクラスとしては最安水準です。

選ぶときの注意点は、画面解像度が1340×800ドットのHDクラスにとどまる点です。M3の鮮明な2K液晶に慣れていると、文字の輪郭などがどうしても粗く見えてしまいます。漫画の小さなフキダシや細かい図面をきれいに読みたいなら、先ほど挙げたiPlay60 mini Proや上位モデルを選んだほうが無難です。

8.7インチ1340×800・90Hz / Helio G85 / 4G LTE SIMフリー / 6,650mAh

iPad mini(A17 Pro)|予算を上げるなら本命

8インチ前後のサイズ感で、処理性能の高さと長期のサポート期間を重視するなら、iPad mini(A17 Pro)が一番の選択肢になります。8.3インチのLiquid Retinaディスプレイに、A17 Proチップを搭載。ストレージは128GBから選べてWi-Fi 6Eにも対応し、重さは293gと今回比較した機種の中で最も軽いです。

iPad mini(A17 Pro)

Appleの生成AI機能「Apple Intelligence」に対応し、今後のOSアップデートが長く続く安心感もあります。ITmedia Mobileの実機レビューでは「M1搭載iPad Pro並みの性能」「スマホ感覚のサイズ感」と評され、Business Insider Japanでも前世代機から「性能は大幅に底上げ、メインメモリーも8GBに」と紹介されています。

最新のApple Pencil Proに対応しているため、手書きノートやイラスト用途にもしっかり応えてくれます。注意点として、セルラーモデルはeSIM専用で、物理的なnano-SIMカードスロットはありません。

価格はAmazonで99,800円(カスタマー評価4.6・レビュー857件)です。Androidタブレットと比べると価格帯は上がりますが、長期のOSサポートや手放す際のリセールバリューまで含めて考えるなら、向こう何年も快適に使い続けられる確実な1台です。

8.3インチLiquid Retina / A17 Pro / 128GB / Wi-Fi 6E / 293g
¥99,800 (2026/10/27 06:47時点 | Amazon調べ)

まとめ|用途別の選び方

  • 手元のM3を使い続ける:ローカル環境での読書・動画・音楽専用プレイヤーとしてなら十分現役。LINEやChromeなど日常的な通信アプリを使うなら限界。
  • 中古のM3をこれから買う:数千円から1万円強の「割り切り専用機」として納得できる場合のみ。LINE自体が動かないため、通信端末としての兼用は不可。
  • M3の正統な後継機が欲しい:Xiaomi Pad Mini。小型なのに妥協のないハイエンドという立ち位置をそのまま受け継ぐ現行の本命。
  • ゲーム性能を何より重視する:Lenovo Legion Tab。Snapdragon 8 Gen 3と強力な冷却構造で、重量級ゲームを長時間回すのに最適。
  • 同じ8.4インチを安く手に入れたい:ALLDOCUBE iPlay60 mini Pro。約2.9万円でM3と同等のサイズ・重量・薄さを再現できる最有力候補。
  • 安くSIMフリー4Gを使いたい:Redmi Pad SE 8.7。約2.5万円で手に入るSIMフリー対応の最安クラス。
  • 長く快適に使い続けたい:iPad mini(A17 Pro)。価格は張るものの、処理性能とOSサポートの長さは別格。

2K液晶の美しさとharman/kardonチューニングによる音質の良さという、MediaPad M3本来の魅力は今も変わりません。ただ、OSの上限や主要アプリの動作要件といった時代の壁は、どうしても超えられないのが実情です。

手元にあるM3を「オフラインの鑑賞専用機」として割り切って使い続けるか、最新アプリがサクサク動く現行の小型タブレットへ買い替えるか。自分の使いたい目的に合わせて、ぴったりの選択肢を選んでみてください。

どうも、なす(@nasuyowa)です。

映画と漫画、アニメ、ゲームが好きです。面白かった作品や、買ってよかったものを紹介してます。

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