どうも、なす(@nasuyowa)です。
エヴァンゲリオンをこれから見ようと思ったとき、作品数が多くてどこから手をつければいいか迷いますよね。
TVシリーズに昔の劇場版、さらに新劇場版とタイトルが並んでいて、謎の数字や記号までついています。
どれから再生すれば話がつながるのか、初めてだと判断が難しいところです。
迷ったら、TV版26話→旧劇場版→新劇場版の順に観ていくのがおすすめです。
まずは全体像がすぐ把握できるように、おすすめの視聴ルートを表にまとめました。
| 順番 | 作品名 | 公開・放送年 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 1 | 新世紀エヴァンゲリオン(TV版) | 1995年〜1996年 | 全26話。すべての始まりとなる原点 |
| 2 | Air/まごころを、君に(旧劇場版) | 1997年 | TVシリーズのもう一つの結末を描いた映画 |
| 3 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 | 2007年 | 新たなアプローチで再構築された映画シリーズ第1作 |
| 4 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 2009年 | 物語がTV版と大きく分岐していく第2作 |
| 5 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q | 2012年 | 前作から状況が一変し独自展開へ進む第3作 |
| 6 | シン・エヴァンゲリオン劇場版 | 2021年 | 新劇場版シリーズを締めくくる完結編 |
この順番は公式が定めた唯一のルールではなく、当ブログとしておすすめしたい見方です。
過去の総集編映画などを整理して、物語の大きな流れを無理なく追えるように組み立てています。
もちろん「いきなり全26話のアニメを見るのはハードルが高い」という人もいるはずです。
その場合は新劇場版の映画4作から見始めるショートカットでも問題ありません。
それぞれの作品にどんな特徴があり、なぜこの順番が良いのかを具体的に案内していきますね。
初めてエヴァを見るならこの順番がおすすめ

エヴァを初めて見る人に一番おすすめしたいのは、TV版全26話から旧劇場版、そして新劇場版へと進む公開年代順のルートです。
世に出た時代の順番をベースに見ていくのが、演出の変化や世界観の広がりを追ううえで自然だからですね。
最初に1995年のTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』全26話を見て、作品の空気感やキャラクターの関係性を掴みます。
謎の多い世界観ですが、まずはシンジやレイ、アスカがどんな日常を送り、どんな戦いに巻き込まれていくのかを知るのが大切です。
TV版を見終えたら、次は1997年に公開された映画『Air/まごころを、君に』へ進みます。
この映画はTVシリーズの終盤に対する、もう一つの結末を描いた劇場作品です。
当時の公開時には途中に総集編映画なども挟まれましたが、初見であればそれらを省略してこの2つをストレートにつなぐのが無理のない見方です。
その土台ができた状態で、2007年から始まった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の4部作に入っていくのがスムーズです。
新劇場版は「序」「破」「Q」「シン」の順番で公開されていて、映像や音響が一新されています。
最初はTV版と似た出発点から始まるのですが、途中からまったく違う新しい物語へと舵を切っていく構成です。
TV版を知っていると「ここは同じ流れだな」「ここから展開が変わるんだ」という比較ができて、それぞれの工夫がよく見えてきます。
画面の端々に置かれた細かな描写や、登場人物のセリフの違いにも自然と気づけるようになります。
1990年代のアナログな手描きセル画ならではの味わいと、2000年代以降の緻密な作画やデジタル技術の融合を両方楽しめるのも魅力です。
以前に当ブログのアニメランキングでもTV版を1位に挙げたほど好きな作品ですが、肩肘を張って構える必要はありません。
長編の物語をじっくり最初から追っていきたい人には、この公開年代順のルートがおすすめです。
ちなみにエヴァ以外にも面白い作品を探してみたいときは、ブログ内のアニメおすすめランキングも覗いてみてくださいね。
映画から入りたい人は新劇場版4作からでもOK

「全26話のテレビアニメを見る時間がどうしても取れない」という人は、映画の新劇場版4作から入って大丈夫です。
エヴァは予備知識なしで映画から見たら意味がわからないんじゃないかと不安になるかもしれませんが、心配いりません。
第1作の『序』は、新しくエヴァに触れる観客に向けて作られていることが当時の公式introductionでも語られています。
TV版の設定が頭に入っていなくても、映画単体で主人公の置かれた状況や戦う理由が伝わるように作られているんですよね。
新劇場版から入る場合の見る順番はとてもシンプルで、「序」→「破」→「Q」→「シン」の順番で進めます。
映像のテンポが良く、現代的なアニメーションとして整理されているため、普段から実写映画をよく観る人ならかなり入り込みやすいはずです。
本編の長さは作品によって短いもので96分、長いもので155分ありますが、週末に1本ずつ見ていけば4週末ほどで完結までたどり着けます。
もちろん、TV版をあらかじめ見ておいたほうが細かな会話の背景や設定のニュアンスを拾いやすいのは確かです。
それでも「TV版を全部見ないと新劇場版を見てはいけない」という決まりがあるわけではありません。
映画を見てキャラクターが好きになったり、世界観に興味が湧いてから昔のTV版へさかのぼるのもひとつの楽しみ方です。
最初から全話を制覇しようと気負いすぎて見るのをやめてしまうくらいなら、まずは映画の『序』を観てみるのをおすすめします。
1本の映画としてしっかりまとまっているので、エヴァのダイナミックな見どころが伝わってきます。
各タイトルの配信情報は、事前にエヴァンゲリオン公式サイトの配信一覧で確認できます。
TV版は全26話を順番に見る

すべての原点となるTVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』は、1995年10月から1996年3月にかけて放送された全26話の作品です。
作品の概要や初期設定はバンダイチャンネルのTV版作品ページや公式サイトの作品解説でも確認できます。
物語は14歳の少年・碇シンジが、長年疎遠だった父親から突然呼び出され、謎の巨大兵器エヴァンゲリオンへの搭乗を命じられる場面から始まります。
正体不明の敵である「使徒」が襲来するなか、シンジは恐怖と戸惑いを抱えながら戦いに身を投じていくことになります。
TV版の大きな魅力は戦闘シーンの迫力だけでなく、登場人物たちの生活感や距離感がじっくり描かれる点です。
学校での友人たちとの何気ないやり取りや、葛城ミサトとの同居生活など、日常の積み重ねがあるからこそ戦いの重みが際立ちます。
食事をしたり愚痴をこぼしたりする何気ない場面に、それぞれの性格や抱えている孤独がにじみ出ています。
第1話から第26話までは、放送されたエピソード順にそのまま見ていけば問題ありません。
途中で別の総集編映画などを挟む必要はなく、第14話のようにこれまでの経緯を振り返る回も含めて、話数の若い順に再生していくだけで大丈夫です。
見ていくうちに専門用語や謎めいた組織の思惑がたくさん出てきますが、1回ですべてを完全に理解しようとしなくて平気です。
シンジ自身も状況をよく飲み込めないまま戦わされているので、主人公と同じ目線で戸惑いながら見ていくのが自然なんですよね。
物語の前半は使徒との戦闘や新しい仲間との出会いが中心で、テンポの良さがあります。
しかし後半に進むにつれて物語の空気感はシリアスになり、登場人物たちの内面へと深く潜り込んでいきます。
登場人物たちの心の傷や葛藤がむき出しになっていく展開は、今見ても強い引き込みがあります。
最終盤の第25話と第26話では、事件の顛末よりも主人公たちの精神世界を描く独特の演出が展開されます。
初見では驚くかもしれませんが、この内面描写の積み重ねこそが当時のアニメファンに強い印象を残したエヴァの大きな特徴です。
1話あたり約24分とコンパクトなので、毎日のスキマ時間に少しずつ見進めるのにも向いています。
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TV版の次は旧劇場版のAirとまごころを君に

TV版全26話を見終えたら、次は1997年7月19日に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』を見ましょう。
配信サイトやパッケージによっては『THE END OF EVANGELION』と英語表記されていることもあります。
作品の詳細はバンダイチャンネルの作品ページにも掲載されていますが、2つのタイトルで1本の映画です。
第25話「Air」と第26話「まごころを、君に」という2つのパートで構成されていて、TVシリーズとは別の形で終盤の物語を描いています。
TV版の第25話と第26話は、登場人物の内面世界を独特な演出で描いた着地でした。
それに対し、この劇場版では現実の世界で起きている事態を真正面から描写し、もう一つのクライマックスを展開していきます。
ここで大事なのは、TV版の最終2話をなかったものとして切り捨てないことです。
TV版の内面的な描写を受け止めたうえで、この映画で描かれる別の結末を見るのが一番自然な流れです。
ファンの間では「TV版の第24話を見た直後にこの映画を見て、その後に第25話を見る」というような変則ルートを語る人もいます。
ですが、初見の人がそんな複雑な切り貼りをする必要はありません。
素直にTV版全26話を見届けてからこの映画を見るのが、物語の受け止め方としても一番スムーズです。
作画や音響の密度は非常に高く、劇場の大きなスクリーンを意識した緊張感には息を呑むものがあります。
クラシック音楽をはじめとする劇伴の使い方や戦闘描写の鋭さなど、アニメーションとしての完成度は際立っています。
具体的な結末や誰がどんな運命をたどるのかといったネタバレは伏せますが、見終わったあとに強い余韻が残る作品です。
人間の弱さやエゴ、他者とわかり合うことの難しさが容赦なく描かれており、深く考えさせられます。
DEATH(TRUE)²とシト新生は何が違う?

エヴァの過去作を調べていると、『DEATH(TRUE)²』や『シト新生』というタイトルを見かけて混乱する人がとても多いです。
「これも本編の続きなのかな」「新劇場版の2作目と何が違うの」と迷ってしまいますよね。
結論を言うと、『DEATH(TRUE)²』はTV版の第1話から第24話までを再構成した総集編映画です。
公開当時に一部の新作カットが加えられていますが、基本的にはTV版の物語を振り返る内容になります。新劇場版シリーズとは関係がありません。
当時の公開経緯を整理すると、1997年3月15日にまず『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が公開されました。
これはTV版の総集編である「DEATH」パートと、完全新作の先行部分である「REBIRTH」パートを組み合わせた映画でした。
その後、1997年7月に完全新作部分を完成させた『Air/まごころを、君に』が単独の映画として公開されたわけです。
さらに1998年3月7日には、総集編を再修正した『DEATH(TRUE)²』と『Air/まごころを、君に』を1本にまとめた『REVIVAL OF EVANGELION』が上映されました。
これらの経緯はエヴァンゲリオン公式サイトのニュースやバンダイチャンネルの配信情報で確認できます。
こうして聞くとややこしく感じますが、今から初めて見る人が覚えておくべきポイントはシンプルです。
『DEATH(TRUE)²』は旧シリーズの総集編であり、初見の人がTV版の代わりに選ぶ作品ではありません。
総集編とはいえ時系列通りではなく、弦楽四重奏の練習風景などを挟みながら時間軸がシャッフルされた特殊な編集になっています。
そのため、TV版をまったく見ていない人がこれだけで物語の流れや人間関係を理解するのはかなり難しいです。
TV版全26話を見終えた人が、劇場版の前に記憶を整理したいときにだけ見る任意の作品と考えておけば大丈夫です。
初見ルートとしては無理にスケジュールに組み込む必要はないので、基本はスキップして次の作品へ進んで問題ありません。
「シト新生」の新作部分だった「REBIRTH」も、完成版である『Air/まごころを、君に』と内容が重なるため個別に探す必要はありません。
旧シリーズの映画としては、シンプルに『Air/まごころを、君に』を1本観れば物語の続きをしっかりカバーできます。
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新劇場版の1作目は序

旧シリーズを見終えた人、あるいは映画から見始める人が最初に再生するのが、2007年9月1日公開の『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』です。
作品の導入や解説は公式サイトの作品紹介やバンダイチャンネルの配信ページにまとまっています。
この映画は、TV版の第1話から第6話あたりまでの物語をもとにして、映像・演出・音楽を再構築した作品です。
単に過去のセル画映像を短縮した総集編ではなく、新しいカットや3DCGを加えながら現代の劇場作品として仕立て直されています。
シンジが第3新東京市にやってきて初号機に乗り、同級生たちと出会い、謎の少女・綾波レイと心を通わせていく過程が丁寧に描かれます。
使徒との戦闘シーンはCG技術の導入によって立体感と重量感が増しており、アニメ映画として見応えがあります。
特にクライマックスで描かれる「ヤシマ作戦」の戦闘シーンは、大きなスケールと緻密な作画が注ぎ込まれていて迫力があります。
日本中から電力を集めて超長距離から敵を狙撃する作戦なのですが、送電施設の描写や重低音の響きがかっこいいんですよね。
光の表現や建物のディテールなど、画面のあちこちにこだわりが詰め込まれていて見入ってしまいます。
映像の雰囲気を事前に少し確かめてみたい方は、YouTubeのカラー公式チャンネルなどで配信されているプロモーション映像を覗いてみるのも良いと思います。
ただし予告動画にも本編のシーンが含まれているため、予備知識をまったく入れずに見たい人は注意してください。
TV版をすでに見た人にとっては「知っている物語が新たな映像技術で描かれる面白さ」があります。
一方で、ここから初めて見る人にとっても、シンジの葛藤や登場人物の魅力がコンパクトに凝縮されていて入りやすい構成です。
物語の大きな骨組み自体はTV版の序盤を踏襲しているため、安心してエヴァの世界へと入っていくことができます。
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破からは新しい物語が大きく動き始める

新劇場版の第2作として2009年6月27日に公開されたのが『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』です。
あらすじや概要は新劇場版:破の公式ページやバンダイチャンネルの作品情報でも紹介されています。
前作の『序』はTV版の展開をベースにしていましたが、この『破』からは物語がまったく別の方向へ大きく動き始めます。
冒頭から「仮設5号機」という見慣れない機体と、新キャラクターの真希波・マリ・イラストリアスが登場して驚かされます。
さらに、もう一人のメインヒロインである式波・アスカ・ラングレーが2号機とともに参戦します。
TV版の「惣流」から苗字が少し変わっていたり、性格や周囲との距離感にも新劇場版ならではの変化が加えられているのがポイントです。
TV版を見ていない人でも、新しい登場人物たちの魅力や関係性の変化を自然に追えるように作られています。
シンジ、レイ、アスカの3人が少しずつ距離を縮めていく青春ドラマのような日常描写もたっぷりと描かれます。
みんなでお弁当を食べたり、お互いを気遣ったりする姿が微笑ましくて、見ていて応援したくなるんですよね。
水族館への社会科見学など、TV版にはなかったシチュエーションでのやり取りも見どころです。
しかし、そうした穏やかな時間を引き裂くように、使徒との過酷な戦いが激しさを増していきます。
後半からクライマックスにかけての展開は、アニメ映画として非常に高い熱量と疾走感があります。
誰がどんな運命をたどるのかという具体的な結末は伏せますが、劇中の挿入歌の使い方を含めて感情を揺さぶられます。
守るべきもののために立ち上がるシンジの姿には、思わず見入ってしまうはずです。
『序』の続きとして、登場人物たちの関係が変わっていく面白さを味わえる作品です。
本編は約111分49秒(2.22版)となっています。
前作『序』を見終わったら、間を空けずに続けて観るのがおすすめです。
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Qは破の続きとして見る

『破』の劇的なラストを見届けたあとに再生するのが、2012年11月17日に公開された第3作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』です。
配信情報はバンダイチャンネルのQ作品ページなどで確認できます。
この『Q』を見始めると、多くの初見の人が「何が起きているんだろう?」と強い戸惑いを覚えることになります。
あまりにも前作から状況が一変しているため、「再生する順番を間違えたんじゃないか」と焦る人が出てくるんですよね。
でも安心してください。その戸惑いは見落としをしたからでも、再生順を間違えたからでもありません。
主人公の碇シンジ自身がまったく同じように何も知らされないまま、様変わりした世界に放り出されて深く困惑する構成になっているからです。
周囲の大人たちの厳しい態度や変化した環境に、シンジは孤立し、精神的に追い詰められていきます。
観客もシンジと同じ目線で状況を受け止めながら、手探りで物語を追っていくことになります。
そんな過酷な状況の中で、シンジの前に現れて静かに寄り添ってくれるのが、謎の少年・渚カヲルです。
2人で連弾するピアノの旋律や、星空を見上げる時間は、荒涼とした世界の中で際立った美しさを持っています。
音楽を通じて少しずつ心が通い合っていく様子は、重苦しい物語の中で印象的な場面です。
この映画で具体的に何が起きているのか、世界がどう変わってしまったのかという核心部分は伏せておきます。
年数などの設定や事態の背景に気を取られすぎず、シンジの孤独とカヲルとの交流に注目して見ていくのが感情をつかみやすいです。
初見時は突き放されるような重い空気感に驚くかもしれませんが、次の完結編へと続く重要な転換点となる作品です。
本編の上映時間は約96分(3.333版)となっています。
何が起きているのか戸惑うかもしれませんが、見る順番を間違えたわけではありません。
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新劇場版の最後はシン・エヴァンゲリオン劇場版

新劇場版4部作の最後を飾るのが、2021年3月8日に公開された『シン・エヴァンゲリオン劇場版』です。
パッケージ情報や作品の詳細はエヴァンゲリオン公式サイトのパッケージ案内に記載されています。
前作『Q』の公開から8年以上の歳月を経て劇場公開され、シリーズ全体の締めくくりとなりました。
作品名に『シン』とついていますがスピンオフではなく、『Q』の直後から始まる続きの物語です。
ネット配信や映像ソフトでは「3.0+1.0」や「3.0+1.11」といった数字がついていますが、どれもこの作品の改訂版になります。
物語の前半では、深く傷ついて心を閉ざしてしまったシンジが、ある静かな場所で人々の営みに触れていく姿が描かれます。
自然豊かな風景の中で、人々が助け合いながら生きている様子が丁寧に描写されているんですよね。
畑を耕したり、洗濯をしたり、子どもと接したりする、人間が生活する日常の姿をじっくりと見せてくれます。
ロボットアクションとは対照的な素朴な生活描写が、傷ついたシンジの心を少しずつほぐしていきます。
そして後半に入ると、すべての因縁に決着をつけるための戦いへと突入していきます。
シンジが自分の弱さや父親であるゲンドウとどのように向き合い、どんな未来を選び取るのかが見どころです。
それぞれのキャラクターが長年抱えてきた心の傷や未練に対して、ひとつずつ向き合っていく姿が描かれます。
結末やキャラクターたちが最終的にどうなるのかは、事前の情報なしで本編を観て確かめてほしいと思います。
上映時間は約155分(3.0+1.11版)と映画としてはかなり長めですが、シリーズを締めくくる密度の高い作品になっています。
なお、新劇場版の公式Blu-rayなどには特典映像として『EVANGELION:3.0(-46h)』や『EVANGELION:3.0(-120min.)』といった短編映像が収録されているものもあります。
これらは映画4作の間に無理に挟んで見る必要はありません。まずは映画本編の4本を最後まで見終えてから、気になった人が映像特典として楽しむのが自然な付き合い方です。
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TV版と新劇場版を途中でつなげないほうがいい理由

エヴァの見る順番をネットで調べていると、たまに「TV版の途中で新劇場版へ行く」というような変則ルートを見かけます。
例えば「TV版の第24話まで見たら映画のAirを見て、そこから新劇場版の破につなげる」といった切り貼りですね。
あるいは「序はTV版と似ているから飛ばして破から見ればいい」という意見を目にすることもあります。
設定の関連性を考察するファンにとっては興味深い試みかもしれませんが、初見の人にはおすすめしません。
なぜなら、TV版と新劇場版はそれぞれ別の時代に、別の構想とリズムで作られた独立した作品だからです。
TV版は1990年代のアナログな空気感や当時のスタッフの熱量が反映されていて、あの全26話とAirでひとつの完結を迎えています。
1話ごとに積み上げられていく日常描写や人間関係の摩擦があるからこそ、終盤の心理的な葛藤が胸に迫るわけです。
途中で見るのを止めて別の作品へ寄り道してしまうと、物語のテンポやキャラクターの感情のつながりが途切れてしまいます。
また、新劇場版の『序』を単なるダイジェストだと思って飛ばしてしまうと、新劇場版独自の間合いや映像の変化を見落としてしまいます。
似た出発点から始まっているからこそ、どこが同じでどこから変わったのかを自分の目で確かめることに面白さがあるんですよね。
もし過去に途中で見るのを止めてしまって、久しぶりにエヴァを再開したいという人がいたら、作品の区切りを意識してみてください。
TV版の途中で止まってしまったなら、無理に映画へ行かずに止まった話数からTV版を最後まで見届けるのが一番です。
もし以前にTV版と旧劇場版を見終えていて新劇場版が未見なら、新劇場版の『序』から最初に見始めるのがわかりやすいです。
新劇場版を途中で止めてしまった場合も同様で、少し記憶があやふやなら『序』や『破』から改めて映画として通して見るのをおすすめします。
作品をパッチワークのように切り貼りせず、まずは「TV版+旧劇場版」をひとつの塊として見終える。
そのあとに改めて「新劇場版4作」をひとつの映画シリーズとして最初から見通すのが、一番物語を綺麗に理解できるルートです。
アニメの構成や見る順番にこだわりたい人は、当ブログのシュタインズ・ゲートの見る順番解説なども通じる部分があるのでよかったら読んでみてください。
1.11や3.333は続編の番号ではない

新劇場版を見ようとして配信サイトや円盤を調べると、「1.11」や「2.22」といった小数点付きの数字が出てきます。
「これは『序』の続編なのかな」「3.0と3.333はどう違うの」と戸惑ってしまいますよね。
結論を言うと、これらは続編のタイトルではなく、映像ソフトや上映向けに画や音を修正した「バージョン番号」です。
劇場で公開されたバージョンから、家庭用ソフトになる際に追加カットが入ったり色味が再調整されたりしています。
各タイトルの主なバージョン変遷を以下の表にまとめました。
| 映画タイトル | 劇場公開時の版 | 主な改訂版 |
|---|---|---|
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 | 1.0 | 1.01 → 1.11 |
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 2.0 | 2.22 |
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q | 3.0 | 3.33 → 3.333 |
| シン・エヴァンゲリオン劇場版 | 3.0+1.0 | 3.0+1.01 → 3.0+1.11 |
バージョン番号の詳細な命名ルールや仕様については、公式サイトのバージョン解説でも説明されています。
数字が大きくなるほど、後から劇場公開時の映像にリテイクや再調整が加えられた版という意味になります。
劇場公開時のバージョン(1.0や2.0など)から、DVDやBlu-rayになる段階で細かな作画修正や調整が行われてきました。
さらに上映設備や映像フォーマットに合わせて再調整されたものが、3.333や3.0+1.11といった数字になっているわけですね。
なお、「3.0+1.01」のように劇場公開中に更新されたバージョンもあります。
各映画につき、手に入る版を1本だけ見れば大丈夫です。
「1.0を見てから1.11も見なきゃいけないのかな」なんて悩む必要はありません。物語の筋書き自体は同じだからです。
配信サービスで作品を観る場合も、基本的には利用しているサービスで提供されている版をそのまま再生すれば十分です。
同じ映画の複数のバージョンをすべて買い揃えたり見比べたりする必要はありません。
パッケージを購入する場合も、手に入りやすい版を1本選べば本編をしっかり追うことができます。
収録特典や画質・音質の仕様、細かな作画の違いを熱心に見比べたい人のみ、商品ごとの仕様を確認して選ぶとよいでしょう。
タイトルに数字がたくさん並んでいても、基本は「序・破・Q・シン」の4本があるだけだと覚えておけば迷いません。
全部見るのにどれくらい時間がかかる?

エヴァンゲリオンを最初から最後まで見るとしたら、合計でどれくらいの時間がかかるのか気になりますよね。
週末に一気見できるのか、それとも何週間か計画を立てて見るべきなのか、本編の尺を計算してみました。
新劇場版4作の本編時間については、映像ソフトの公式スペックをもとに集計しています。
| 作品 | 採用したバージョン | 本編収録時間 | 公式出典 |
|---|---|---|---|
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 | 1.11 | 101分 | DVD・BD仕様 |
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 | 2.22 | 111分49秒 | BD・DVD仕様 |
| ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q | 3.333 | 96分 | BD仕様 |
| シン・エヴァンゲリオン劇場版 | 3.0+1.11 | 155分 | BD・DVD仕様 |
| 新劇場版4作の合計 | – | 463分49秒(約7時間44分) | 本編のみの合計実尺 |
新劇場版の4作品を続けて見ると、本編だけで約7時間44分かかります。
途中で休憩を挟んだりすれば、映画4本だけでも8時間以上を見込んでおく必要がありますね。
なお、上記の表に記載した時間は採用したバージョンの公式収録時間であり、他のバージョンでは異なる場合があります。
これに加えて、TV版と旧劇場版を見る場合の所要時間も概算してみましょう。
TVアニメ全26話は、一般的なアニメの1話あたり約24分で計算すると、26話×24分=624分(約10時間24分)になります。
さらに旧劇場版の『Air/まごころを、君に』が約90分なので、TVシリーズ関連だけでおよそ12時間弱のボリュームです。
つまり、TV版+旧劇場版+新劇場版4作をすべて完走するには、本編だけでも合計で「約20時間」の概算になります。
これを1日や2日で全部見切ろうとするのは、かなり負担が大きいのでおすすめしません。
無理のない視聴スケジュールの一例としては、毎日TV版を2話ずつ見ていく進め方があります。
毎日2話(約48分)ずつ見ていけば、土日も含めて約2週間(13日)でTV版全26話を見終えることができます。
そして次の休日に旧劇場版の映画『Air/まごころを、君に』を1本じっくり見て、TVシリーズの世界にひと区切りをつけます。
その後の休日に新劇場版を1日1本、あるいは土日で2本ずつ進めていけば、映画4本を2〜3週の週末で完結まで見届けることができます。
全体を通しても4〜5週間ほど見ておけば、生活リズムを崩さずに全作品をじっくり楽しむことができます。
エヴァは1話あたりの情報量が多くて考えさせられる作品なので、適度に頭を休めながら自分のペースで進めてみてください。
エヴァを配信で見るときに確認したいこと

最近は多くの動画配信サービスでエヴァンゲリオンが配信されているので、ネットですぐに見始めることができます。
現在どのサービスで配信されているかは、エヴァンゲリオン公式サイトの配信情報一覧で確認できます。
配信状況をチェックする際に気をつけておきたいのが、「見放題」と「都度課金(レンタル)」の違いです。
公式の一覧を見ると分かりますが、TV版や旧劇場版は見放題の対象になっているサービスが比較的多いです。
例えばNetflixやバンダイチャンネル、dアニメストアなど、月額会員であれば追加料金なしで見られるプラットフォームがいくつかあります。
一方で、新劇場版の4作品については、時期やサービスによって都度課金のレンタル配信になっているケースが珍しくありません。
過去のニュースで「見放題独占配信」といった情報を見かけることがありますが、当時の情報が現在もそのまま適用されているとは限らないんですよね。
契約しているサブスクがあるからといって、無条件で全作品が見放題になっていると思い込まないことが大切です。
再生ボタンを押す前に、その作品が見放題に含まれているのか、それともレンタル料金が必要なのかを必ず画面で確認してください。
また、都度課金でレンタルする場合は「視聴期限」にも注意が必要です。
購入したあとに再生を開始できるまでの期限と、一度再生を始めてから見終えるまでの期限がそれぞれ設定されているのが一般的です。
「休日に見ようと思って事前にレンタルしたけれど、忙しくて再生しないまま期限が切れてしまった」なんてことになるともったいないですからね。
まとまった時間が取れるタイミングを見計らってからレンタル手続きをするのが安心です。
また、作品ページで画質や再生環境、ご自身のアカウントで問題なく再生できるかどうかもあらかじめ確かめておきましょう。
配信ラインナップや料金形態は予告なく変わることがあるので、視聴前に作品名で検索して現在の状況を確認してみてください。
ネタバレを避けて見るために

エヴァンゲリオンは物語の謎や登場人物の葛藤が大きな魅力になっている作品なので、できる限りネタバレを踏まずに見るのが理想です。
完結編が公開されてから年数が経っている作品ですが、今から初見で楽しめるのは貴重な機会なんですよね。
一番注意してほしいのは、わからない用語やキャラクターの名前を安易にネットで検索してしまうことです。
検索窓にキャラ名を入れただけで、予測変換に重要な展開や結末に関わる言葉が表示されてしまうことがあります。
「〇〇 死亡」とか「〇〇 正体」といった言葉が勝手にサジェストに出てきて、見たくもない情報が目に入ってしまうのがありがちな失敗です。
また、SNSで作品名を検索するのも展開を知ってしまうリスクが高いので、全編を見終えるまでは控えるのをおすすめします。
途中で設定や状況がよくわからなくなっても、「とりあえず最後まで見れば何かしらの答えが出るはず」と思ってそのまま見進めてみてください。
シンジたちと同じように手探りで物語を受け止めていくこと自体が、エヴァという作品の面白さだからです。
なお、公式のプロモーション映像や予告動画であっても、本編の印象的なカットや展開が含まれていることがあります。
そのため「公式予告ならネタバレは完全にゼロ」とは言い切れません。予備知識を一切入れずに真っ新な状態で作品と向き合いたい人は、予告編も見ずに本編から直接入るのが無難です。
そしてすべての作品を見終えたら、ぜひ色々な人の感想や考察を読んで余韻を味わってみてください。
他の人がどう受け止めたのかを知ることで、「あそこはそういうことだったのか」という新たな視点が見つかって深く楽しめます。
当ブログでも、見終わったあとの振り返りとして楽しめるエヴァンゲリオンの名言まとめ記事を用意しています。
作中のセリフや展開に触れているので、必ずすべての映像を見届けてから遊びに来てくださいね。
まずはTV版の第1話、あるいは新劇場版の『序』から、気軽に最初の一歩を踏み出してみてください。
おわり!

